仙石線RT-235編成復活時の改造
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「国鉄103系電車」の記事における「仙石線RT-235編成復活時の改造」の解説
仙石線での本系列運用は2004年7月に一旦終了したが、2006年以降に予定された多賀城駅付近の立体交差化工事の際に車両不足が想定されることから、本編成のみ郡山総合車両センターで留置された。2006年11月に同センターで復帰のための整備が施工され、2007年3月19日より営業運転に復帰した。 クハ103-235に車椅子対応の大型トイレが設置され、モハ103-343のパンタグラフはシングルアーム式2基に換装された(本系列初かつ唯一)。台車はグレー塗装化、座席モケットは205系と同タイプに変更されている。保安装置はATS-SNからATS-Psに変更された。 復帰後は平日朝のラッシュ時に区間運転2往復限定で運用された。しかし、老朽化と首都圏配置車の需給調整の結果、南武線209系2200番台投入により205系が捻出できることになり、2009年10月21日を最後に営業運転を終了、同月26日に郡山総合車両センターへ廃車回送され、JR東日本管内の103系は全廃となった。4両とも2009年10月28日付で廃車となり、2010年1月に解体された。 仙台車両センター宮城野派出所RT-235編成 ← 石巻 あおば通 → クハ103-235 モハ103-343 モハ102-499 クハ103-236 4両とも中央線快速→中央総武緩行線→仙石線と転属してきた車両である。 RT-235編成 クハ103-235 トイレと車椅子スペース(左)モハ103-343 交換された座席(右)
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