他教派にも一部類似があるが特にカトリック教会で強調される教義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:39 UTC 版)
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全実体変化説 ミサ中の聖変化によって、捧げられたパンとぶどう酒の全実体(the whole substance)が、パンとぶどう酒という偶有性(英語版)(外観)のみを残して、イエス・キリストの霊魂と神性を持った聖体・聖血へと、「真実に(truly)、実際に(really)、実体的に(substantially)」変化(Transsubstantiation)するという説。 詳細は「聖餐論」を参照 聖変化した聖体は、ミサ中に領食(聖体拝領)する以外でも、聖体賛美式などでキリストの臨在を示すものとして拝礼の対象に用いられる。 また、パンまたはぶどう酒のどちらかの形態(外観)のみ(単形色)の聖体拝領で、聖体の秘跡として有効であるとする。多くのローマ・カトリック教会では、聖職者を除く一般信徒はパンのみを拝領する。使用するパンについて、ローマ・カトリック教会では、専用に作られた酵母なしの無発酵パン(「ホスチア」と呼ばれるもの)の使用を義務とする。 なお、東方典礼カトリック教会では、東方教会(正教会・東方諸教会)の伝統を受け継いで、プロスフォラと呼ばれる専用に作られた発酵パンを使用し、水で割ったぶどう酒に浸して、それを匙ですくって拝領する。 奇跡があるという教説 カトリック教会には、公認、未公認、または非公認のあらゆる奇跡があるとされる。 詳細は「聖母の出現」、「不思議のメダイ」、および「列聖」を参照
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