人狼ゲームに対する考え
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/09 16:23 UTC 版)
ゲームの形式について人狼ゲームのゲームマスター(GM)について、とにかくミスをしないことが大切であるとするが、参加者に対する気遣いがあるのが好ましいとしている。たとえば、投票時間になっても議論が続いているとき、プレイヤー同士で注意させるのではなく、先にやんわり言ってあげるなど。また、人狼ゲームにかかわらず、初心者を放置するのではなく、説明しケアをするゲームマスターの存在が重要であるという。 人狼ゲームでは、占い師(予言者)がゲーム開始前に任意のプレイヤーを占い、人狼か否かを判別できるルールが存在するが、ドイツゲームスペース(人狼ルーム)では採用していない。いくらかの確率で最初から人狼が見つかり、1人の脱落に直結してしまうが、これを避けるためである。同様の理由で、ゲーム開始時に犠牲者が出るルールも絶対に採用しない。なお、人狼TLPTの劇中ルールでも同じ仕様となっている。 ゲームの特性について人狼ゲームは、プレイヤー同士が喋らないと成立しないゲームであると述べる。話すことによってしか嘘つきの負担は増えず、ボロは出ないため。換言すれば、しぐさだけでは嘘を見抜くことができない。ゲーム中のしぐさはむしろ、議論のとっかかりとしてや、濡れ衣を着せるための方法として用いられるとする。 人狼ゲームにおける嘘について、分類があるとし、一例として、参加者を間違った方向に誘導する「他人を巻き込む嘘」と、自分が嘘つきであることを否定する「自己完結的な嘘」の、二項を提示している。また、騙されることの快感や、ほかのプレイヤーが発揮した、人を信じさせる技術への感動は、一般社会では得難い、人狼ゲーム特有の魅力であると説いている。
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