人工物・自然物に見られる十一芒星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 06:17 UTC 版)
「十一芒星」の記事における「人工物・自然物に見られる十一芒星」の解説
正十一芒星({11/3}もしくは{11/4})の上にあるプリズムは、デオキシリボ核酸(DNA)の構造を説明する際に、そのおおよその形として言及されることがある。 2021年現在ではアメリカ合衆国のニューヨーク市にある自由の女神の土台となっているフォート・ウッド(英語版)と呼ばれる星形要塞は、正十一芒星ではない十一芒星の形をしている。 トプカリ絵巻(英語版)には、イスラム美術において使われる十一芒星のギリー (模様)(英語版)が含まれている。この絵巻に含まれている十一芒星は標準的な十一芒星の形の一つにはなっていないが、その代わりに十一角形の頂点と、それとはほぼ反対側にある十一角形の辺の中点とを結ぶ線分を用いている。十一芒星のギリーの模様はアゼルバイジャンにあるモミネ・ハトゥン廟(英語版)においても使われている。エリック・ブルーグは自身の著書において、この模様について「イスラーム美術の幾何学的なデザインの中でも、最高のものであるとみなせるかもしれない」と書いている。 スペースシャトル固体燃料補助ロケットの先端部分の中心部(空洞になっており、この内部で燃料が燃焼する)の断面は、十一芒星の形をしていた。このようなデザインによって、表面積は大きくなり、打ち上げの初期段階における推力も大きくなった。また、同じ時間に消費する燃料が少なくて済むようになった。さらに、ロケットの速度が音速の壁を超えたのとほぼ同じタイミングでスターポイントが燃え尽きた後の推力も小さくなった。 また、インスタグラムにおいては、青の正十一芒星が、認証されたページを区別するために使用されている。
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