京セラサムライシリーズ
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「ヤシカのカメラ製品一覧」の記事における「京セラサムライシリーズ」の解説
EEカメラ全盛期に一般的だったハーフ判を久々に採用したオートフォーカスカメラで、コンパクトカメラながら一眼レフ構造を持つ「ブリッジカメラ」の一つ。右手で握るビデオカメラ風の独特の形態と坂本龍一や郷ひろみが出演したTVCMで話題を呼び、左利き用のモデルも並行販売した。明快な操作性が評価され、厳しい商品テストで知られる総合生活雑誌「暮しの手帖」が「オリンパスペンEE-3」以来の使いやすいコンパクトカメラとして推奨した。「サムライビデオ8」なる、8mmビデオムービーを発売したこともあった。(ソニーの8ミリビデオの大ヒット商品であるハンディカムTR55等のOEM) 京セラサムライ(1987年発売) - 25-75mmF3.5-4.3を搭載。シャッター速度は2~1/500秒。シングルAF(1コマ撮影)、コンティニアスAF(動体追随および連写2コマ/秒)、連続3コマセルフタイマーの各モードを装備。 京セラサムライ×4(1988年発売) - インナーフォーカス式の25-100mmF3.5-4.8ズームを搭載。シャッター速度は3~1/300秒。「京セラサムライ」より露出対応範囲が広がり、測距性能も向上。テレコンバーター、ワイドコンバーターなども同時発売。 京セラサムライZ/京セラサムライZ-L(1989年発売) - フルサイズのコンパクトカメラの小型化に対抗して設計を一新。レンズは3倍ズーム(25-75mmF3.5-4.3)に戻ったがインナーフォーカス式とした。シャッター速度は4~1/500秒。Z-Lは左手用。フラッシュマチック式ズームフラッシュを搭載。 京セラサムライZ2/京セラサムライZ2-L(1989年発売) - Z/Z-Lから露出補正、五重露出、高速連写などの機能を省いた普及機。Z2-Lは左手用。レンズ周囲などのカラーアクセントが紫の「パープル」、赤の「レッド」の各バリエーションも用意。
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