交渉と避難
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 15:12 UTC 版)
「プラットキャニオン高校人質事件」の記事における「交渉と避難」の解説
「コードホワイト」(暴力行為) の警報が内部通信設備を通じて鳴り響き、生徒たちは教室に留まるように指示された。モリソンとの交渉が6名の人質の解放を目的に開始された。当初、モリソンは人質の1人に銃口を突きつけながら廊下の代理人と直接会話していた。しかし、後にモリソンは交渉人と直接会話するのを拒んで電話を通じて会話するようになり、人質の生徒に中継させて交渉を行った。午前12時35分から午後1時45分の間に6名の人質のうちの4名が解放され、交渉人たちはモリソンとの会話にさらに専念した。この間に、人質の1人である16歳のエミリー・キーズは家族に向けて短いテキストメッセージを送信した。"I love u guys" ("I love you guys"、つまり「みんな愛している」という意味) という内容で、父親が高校で事件が起きているという知らせを受けて携帯電話で送ったテキストメッセージ"R U OK?" ("Are you OK?"、つまり「大丈夫か」という意味) に対する返事だった。父親は"Where are you?" (「どこにいるのか」という意味) というメッセージを送ったが、返事はなかった。 プラットキャニオン高校と近隣のフィッツシモンズ中等学校から合計で800名の生徒が緊急で避難した。モリソンの関心は主に警察への撤退の要求に向いていたことを警察は確認しているが、何を求めて人質事件を起こしたのかは不明だった。人質以外の生徒全員が午前12時10分までに安全に避難し、午後3時までにディア・クリーク小学校に移動した。生徒たちの両親は当局からほとんど情報を得ることができなかった。当局は事件の間はこの件について沈黙を保っていた。
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