五人姉妹
『高慢と偏見』(オースティン) 田舎町の名家ベネット家には5人の娘、ジェイン、エリザベス、メアリ、キャサリン、リディアがいた。5人姉妹のうち、次女エリザベスはダーシー青年と知り合い求婚されるが、彼を高慢だと思って拒否する。後にエリザベスは自分の偏見に気づき、ダーシーの愛を受け入れる。長女ジェインはダーシーの友人ビングリーと結婚し、末娘リディアは仕官ウィカムといったん駆け落ちした後、正式に結婚する。1年のうちに5人姉妹の3人までが幸せな結婚をしたので、母親ベネット夫人はたいへん満足する。
『屋根の上のバイオリン弾き』(ジュイソン) 伝統を重んずるアナテフカ村では、父親が子供の結婚相手を決めるのが、しきたりであった。牛乳屋テビエは妻との間に、5人の娘をもうけていた。四女・五女はまだ子供だったが、長女・次女・三女は適齢期を迎えていた。長女のもとへ、金持ちの肉屋の後妻になる話が持ち込まれ、テビエはそれを承知する。ところが長女は、幼なじみの貧しい仕立て屋と結婚したいと言う。次女は都会の学生を恋し、三女は他村の若者を愛して、家を出て行く。テビエは怒り、嘆きながらも、娘たちの結婚を認めざるをえなかった→〔旅立ち〕。
『五人少女天国行』(ワン・チン) 雲南省の貧しい山村。娘たちは年頃になると、親が決めた家へ嫁に行き、苦労の多い一生を送るのである。村には1つの伝説があった。嫁入り前の清らかな身体で死んだ娘は、天国の花園へ行って、年をとることもなく幸福に暮らせる。仲良しの5人の少女は、この伝説を信じた。ある日、5人は村はずれの小屋に集まり、一列に並んで首を吊った。
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