事業実施想定区域とその周辺の自然環境
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/28 23:21 UTC 版)
「(仮称)美浜新庄ウィンドファーム」の記事における「事業実施想定区域とその周辺の自然環境」の解説
植生 環境省の植生調査によると、事業実施想定区域周辺は、最も自然度の高い「植生自然度9」の森林が、福井県内で最も広範囲に残されている地域である。関西周辺の登山地図やガイドブックを多数執筆する草川啓三は、その著書『森の巨人たち』の中で野坂岳から三国山に至るコース(事業実施想定区域の東端で美浜町と敦賀市の境界を成す尾根)を紹介し、「関西の山では最も豊かなブナの林が続く稜線で、白山のチブリ尾根や釈迦新道にも負けないブナのコースではないかと思う。野坂岳の山頂から芦谷岳の南まで、幹回り3mを越えるブナの巨樹を何本も見ることができる。」と書いている。 事業実施想定区域のすぐ北側で、同区域に取り囲まれる甲森谷(こうもりだに)には、カツラ・トチノキ・サワグルミなどの巨木が多数あり、幹周り5~12m超のカツラ15本が「甲森谷のカツラ巨木群」として環境省の「巨樹・巨木林データベース」に登録されている。 事業実施想定区域の東側の、黒河川の源流域には湿原があり、「黒河の湿原植生」が「福井県のすぐれた自然データベース」に登録されている。
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