九竜島の四聖(くりゅうとうのしせい)
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「封神演義 (漫画)」の記事における「九竜島の四聖(くりゅうとうのしせい)」の解説
王魔、李興覇、楊森、高友乾による戦いのプロ4人組。聞仲を敬い、彼または黒麒麟の命に従う。昔は聞仲と共に妲己三姉妹を撃退したこともある。序盤に闘った強敵だが、撤退後は特に出番もなく、終盤では妲己により改造された紂王にまとめて倒された。 高友乾(こうゆうけん) 声 - 木内力也 / 村田太志 / ミュージカル - 武藤賢人(目覚めの刻) 宝貝:混元珠(こんげんじゅ) 殷から離れた黄飛虎を抹殺するため聞仲が要請し来襲した。一人称は「俺」。長髪の道士。西岐眼前で楊森と共に太公望、黄一族と交戦する。水を操作する力を持つ混元珠の使い手で接近戦では鎌状の武器、遠距離では津波を引き起こすなど水を自在に操り太公望たちを苦しめる。次第に押され始めたが聞仲の到来に救われる。 『仙界伝』では雷震子に混元珠を割られ、天化に斬られた。西岐では玩具屋の出店の主人として潜入していたが、子供に「おじさん」呼ばわりされてキレていた。 楊森(ようしん) 声 - 上別府仁資 / 濱野大輝 宝貝:劈地珠(へきちじゅ) 殷から離れた黄飛虎を抹殺するため聞仲が要請し来襲した。一人称は「俺」。高友乾と共に西岐眼前で太公望、黄一族と交戦する。所有する劈地珠は大地の力を借り、それを操る能力を持ち、岩の楯を作って攻撃を防いだり、疲弊した高友乾の体力を回復するなど味方のサポートを主な役目としている。また、攻撃においては大地を隆起させるなど大規模攻撃がメインとなるが、小回りが利かないため接近戦はやや不向き。戦闘中、次第に押され始めたが聞仲の到来に救われる。 『仙界伝』では天化に斬られてそのまま封神されている。西岐では薬売りをしていた。 李興覇(りこうは) 声 - 笹島かほる / 天﨑滉平 宝貝:拌黄珠(ばんこうじゅ) 殷から離れた黄飛虎を抹殺するため聞仲が要請し来襲した。一人称は「僕」。小柄な体格で長髪をポニーテールで結んでいる道士。一抱えほどもあるボール状の宝貝・拌黄珠は、空を飛ぶ乗り物となるほか、敵の攻撃を自動でかわし、光線を放って反撃する。西岐付近の山岳地帯で哪吒と戦う。序盤こそ哪吒を圧倒するが太乙真人のサポートで頭を使う戦いに気づいた哪吒に苦戦中、聞仲の到来を感じた王魔と共に聞仲の元へ向かう。 『仙界伝』では自分の力で頭を使う戦い方を覚えた哪吒にそのまま倒されている。西岐では王魔と共に花火職人として潜入していた。 王魔(おうま) 声 - 佐伯洋史 / 逢坂良太 / ミュージカル - 青木一馬(目覚めの刻) 宝貝:開天珠(かいてんじゅ) 三度笠が特徴。一人称は「私」。高速で飛び、目標にぶつかると爆発してそれを破壊する開天珠の使い手。またそれを推進力とすることで飛行も可能。コート状の服のすその辺りに大量に収納されている。四聖でも頭一つ抜けた実力の持ち主だが、西岐上空で太公望を探していた楊戩と交戦するも歯が立たず右腕を失い、聞仲の到来を感じて李興覇と共に聞仲の元へ向かう。 『仙界伝』では仲間を失った怒りで暴走するが、太公望に阻まれ、彼との一騎討ちで倒された。西岐では李興覇と共に花火職人をしていたが、三度笠はそのままである。
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