主題歌と音楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/14 10:06 UTC 版)
この映画の2つの主題歌『新しい酒の歌』と『唯一度だけ』とを組みあわせたSPレコードが当時日本でも市販され、LPの一部となりそれがCDに変わったが、今も市場にある。原題はDas muß ein Stück vom Himmel seinとDas gibt's nur einmalとで、前者は意訳。直訳は「これは天国のカケラに違いない」である。映画では居酒屋の歌手が歌った『新しい酒の歌』を、レコードは皇帝・替玉二役のヴィリー・フリッチが吹きこみ、『唯一度だけ』は、リリアン・ハーヴェイが映画版の短縮版を歌い、演奏時間はともに3分前後、25センチSPの限界に近かった。 訳詞を奥田良三が歌った日本版も発売された。題名はそれぞれ「歌あればこそ世は楽し」「命かけて只一度」である。 また、映画ではワルツ『天体の音楽』(ヨーゼフ・シュトラウス作曲)がテーマ音楽として使われ、主題歌『新しい酒の歌』にもワルツ『わが人生は愛と喜び』(ヨーゼフ・シュトラウス作曲)のメロディーが使われている。 映画内では他に『軍隊行進曲』(フランツ・シューベルト作曲)、『だったん人の踊り』(アレクサンドル・ボロディン作曲)、そしてロシア帝国の国歌などが演奏される。いずれもウィーン会議当時にはなかった楽曲であるが、一種のご愛嬌である。
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