主な改変点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/04 01:15 UTC 版)
久能仁は登場しない。 原作において、物語の発端となった「独覚菌」はウイルスであるにもかかわらず「菌」と呼称されていたが、これを「独覚ウイルス(Dokkaku Virus)」に改称している。採取された原形となるオリジナルを「DV-O」と呼称し、改造した「DV-1」を死者部隊の11人に投与、更に化身効果の抑制を目的として更に改造された「DV-2」を御門に投与する実験を行った。 原作における「獣化兵」の呼称が「独覚兵」に改められている。そもそも獣化兵というネーミング自体、高屋良樹の漫画『強殖装甲ガイバー』での造語であり、それを夢枕が「何気なく使ってしまっていた」と認めていた(ただし、呼称のみの問題であり、それぞれの設定はまったく異なる)。しかし変更の理由については「獣人を創造することを目的とした研究ではない」という設定上、獣化兵という名前が不自然だという判断によるもので、『ガイバー』への配慮ではない。編集サイドからの要望もなかったと伊藤が語っている。 12人の独覚兵全員に、人体実験前の人間としての風貌と本名のフルネームが設定されていて、最終的には御門含めて安底羅、頞儞羅、摩虎羅の4人が生き残った。作者によると独覚兵となった11人それぞれにも事情はあったと設定していたが描き切れなかった(曰く「みんな揃って自己陶酔気味に自分語りしても、うっとうしい」)。 作画を担当する伊藤勢の採用するスター・システムにより、伊藤の過去作品から何名かキャラクターの外見や性格設定が流用されている。
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