主な振り飛車党の棋士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/26 07:12 UTC 版)
大野源一 - 「振り飛車名人」の異名を持つ。▲5七銀(△5三銀)型三間飛車での捌きを得意とした。久保利明に大きな影響を与えた。 松田茂役 - ツノ銀中飛車からの力戦を得意とし、「ムチャ茂」の異名をとった。大野と並ぶ現代振り飛車の祖。 大山康晴 - 元々は正統派の居飛車党であったが突如として振り飛車党に転向した。相振り飛車は極端に嫌っており、相手が飛車を振った時は必ず居飛車で対抗しているため、対抗型党ともいえるであろう。四間飛車隆盛のもとを築いた。 大内延介 - 振り飛車穴熊やツノ銀中飛車を得意とする。 森安秀光 - 「だるま流」と称される粘り強い指し回しは、後進の棋士に強い影響を与えた。 小林健二 - 「スーパー四間飛車」の著者。 伊藤果 - 風車戦法の創始者。 中田功 - 三間飛車における中田功XPの創始者。その棋風はコーヤン流と称されトッププロにも高評価を受けている。 杉本昌隆 - 四間飛車を得意とする。「相振り革命」シリーズの著者でもある。 藤井猛 - 振り飛車に革命を起こした藤井システムの創始者。四間飛車を得意とする。対抗型における居飛車も高勝率を誇る。序盤研究は緻密かつ独創的で、棋界一とも言われている。大駒を切って駒損を恐れず豪快に攻め込む棋風は、「ガジガジ流」と称される。 久保利明 - 元は▲5七銀(△5三銀)型のノーマル三間飛車を好んで指していた。現在は石田流とゴキゲン中飛車を得意とする。駒の捌きを重視する棋風から「捌きのアーティスト」と称される。 鈴木大介 - 豪快にして繊細な棋風で力戦をいとわない。四間飛車から三間飛車に変更し石田流に組み替えることを得意とする。 近藤正和 - ゴキゲン中飛車の創始者。受けが常識である中飛車に革命を起こす。 窪田義行 - 窪田流とも言うべき独特の力強い棋風。 佐々木慎 - あらゆる振り飛車を指しこなす、振り飛車のオールラウンダー。手厚い受けが得意で着実な棋風でありつつ、独特でユニークな理論にも定評がある。久保利明は同じ振り飛車党で期待している後輩に佐々木慎の名を挙げている。 菅井竜也 - 「菅井流」と称される序盤の研究を重視した棋風で、新手を数多く編み出している。 里見香奈 - 力戦中飛車、ゴキゲン中飛車などを得意とする。 (特に藤井猛、久保利明、鈴木大介の3人は「振り飛車御三家」と呼ばれる。)
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