中庭とカーテンウォール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 22:04 UTC 版)
「ドゥーン城」の記事における「中庭とカーテンウォール」の解説
台所棟の南壁にある「タスキング」(英: tuskings)として知られる突き出た石や、南のカーテンウォールにある4つの尖頭アーチ窓は、建物を更に拡張する計画があったことを示唆している。建物の東端にある大きな窓はチャペル用に作られた可能性がある。8世紀の修道士聖フィラン(英語版)に捧げられた礼拝堂がドゥーン城にあったことは記録されているが、城の東部では基礎部分が見つかっていないことから、そこには大きな建物はなかったものと推測される。2002年9月には現存する基礎部分が発掘され、南壁に向かって陶器窯・オーブンと考えられる構造が見つかった。また中央の井戸はおよそ18メートル (59 ft) の深さがある。 カーテンウォールは厚さ2メートル (6.6 ft) 、高さ12メートル (39 ft) である。壁の上に沿った通路は両側から欄干で防御されており、急な階段で広間・ゲートハウス部分の傾斜のきつい屋根に繋がっている。覆いのない円形のタレットが角ごとにあり、壁の中間には半円形の突出部がある。出し狭間付きの四角いタレットは、西壁の裏門上に1つだけ設置されている。
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