中川放水路橋梁 (新金貨物線)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/29 17:22 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動中川放水路橋梁(なかがわほうすいろきょうりょう)は、新中川に架かる鉄道橋のひとつで、東日本旅客鉄道(JR東日本)新金線(総武本線貨物支線)を通し、新小岩信号場駅と金町駅の間に位置する。東岸は江戸川区西小岩二丁目、西岸が上一色三丁目に所在する。
新金線の歴史
新金線は、1926年(大正15年)総武本線の貨物支線として開通した。JR東日本の所管で日本貨物鉄道(JR貨物)が線路を借受けて貨物列車を運行している路線である。
全線にわたり単線であるが、複線の用地と橋脚は上流側に当初から確保されている。
橋梁の歴史
1959年(昭和34年)、新中川掘削工事により架橋された。橋梁名の「中川放水路」は、新中川のかつての河川名である。
鉄道橋としての歴史は古く、土木学会では歴史的鋼橋のひとつとされている。
諸元
- 種別 – 鋼鉄道橋
- 形式 – 1径間単線下路ワーレントラス橋、4径間単線上路プレートガーダー桁橋
- 橋床 – 開床
- 橋長 – 約155.0m
- 支間 – 62.4m(トラス部)
- 線数 – 単線
- 設計活荷重 – KS18
- 鋼重 – 176.568t
- 着工 – 1956年(昭和31年)
- 竣工 – 1959年(昭和34年)
- 起業者 – 国鉄
- 管理者 – JR東日本
- 橋梁製作 – 汽車製造
隣の橋
参考文献
- 国鉄トラス橋総覧 著者:西村俊夫 1957.2
外部リンク
- 歴史的鋼橋集覧 中川放水路橋梁 – 土木学会
|
- 中川放水路橋梁_(新金貨物線)のページへのリンク