中之巻とは? わかりやすく解説

中之巻(岡崎村梅龍内の段)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 19:58 UTC 版)

大経師昔暦」の記事における「中之巻(岡崎村内の段)」の解説

舞台洛東岡崎村浪人赤松梅龍の家。太平記講釈を業とする龍は、玉の伯父であり身元請人である。夜、家に帰ってきた龍のもとに、助右衛門が玉を縛り上げてやって来る。おさんと茂兵衛が家を出たという事件を告げ、おさんがこの「密通」の仲介をしたというのである龍は助右衛門追い返す一方、玉には主人のために命を惜しんでならない諭す二人で家を出たおさんと茂兵衛は、奈良伏見や堺を流浪した末、お玉の身を案じて龍の家の前にやって来ており、軒下にたたずんで様子うかがっていたが、二人を思うお玉言葉を耳にして涙にくれる。そこにおさんの両親道順夫妻)が、黒谷金戒光明寺)に向かう途中通りかかったのと偶然に出会う道順不祥事起こした娘を叱責する一方で本当不義犯したではないか逃げさせてやりたいという心情葛藤吐露する茂兵衛自分ひとりで咎を負うと申し出るが、おさんは聞き入れず二人で茂兵衛在所である丹波柏原逃れることとする道順は、黒谷和尚返すつもりであった銀1貫目落としたことにして、二人与えて逃す

※この「中之巻(岡崎村梅龍内の段)」の解説は、「大経師昔暦」の解説の一部です。
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