世界王座における複数階級制覇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 17:48 UTC 版)
「複数階級制覇」の記事における「世界王座における複数階級制覇」の解説
ボクシングの階級名称上から重い順、各重量範囲などはリンク先参照ヘビー級 クルーザー級/ジュニアヘビー級 ライトヘビー級 スーパーミドル級 ミドル級 スーパーウェルター級/ジュニアミドル級/ライトミドル級 ウェルター級 スーパーライト級/ジュニアウェルター級/ライトウェルター級 ライト級 スーパーフェザー級/ジュニアライト級 フェザー級 スーパーバンタム級/ジュニアフェザー級/ライトフェザー級 バンタム級 スーパーフライ級/ジュニアバンタム級/ライトバンタム級 フライ級 ライトフライ級/ジュニアフライ級 ミニマム級/ストロー級/ミニフライ級 アトム級/ライトミニマム級/ミニマム級/ストロー級/ミニ級 2019年2月現在、オスカー・デ・ラ・ホーヤとマニー・パッキャオの6階級 (マイナー団体のIBOやリングマガジン認定王座を含めて8階級)が世界王座における最多記録である。これに5階級を制覇したトーマス・ハーンズ、シュガー・レイ・レナード、フロイド・メイウェザー・ジュニア、ホルヘ・アルセ、ノニト・ドネア 、4階級制覇のロベルト・デュラン、パーネル・ウィテカー、レオ・ガメス、ロイ・ジョーンズ・ジュニア、エリック・モラレス 、ファン・マヌエル・マルケス、ロバート・ゲレーロ、ミゲール・コット、エイドリアン・ブローナー、ローマン・ゴンサレス、ミゲル・アンヘル・ガルシア、ドニー・ニエテス、井岡一翔、サウル・アルバレス、レオ・サンタ・クルスと続く。パッキャオの場合は獲得したフライ級からスーパーウェルター級までの6階級が次の階級ではなく、上下で10階級にわたる重量幅があることも評価を高める理由となっている。 日本ジム所属の世界王者では、前述の井岡の4階級制覇が最高で、亀田興毅、ホルヘ・リナレス、八重樫東、長谷川穂積、井上尚弥、田中恒成らが3階級制覇、2階級制覇のファイティング原田、柴田国明、井岡弘樹、畑山隆則、粟生隆寛、亀田大毅、京口紘人と合わせて14選手、暫定王座とあわせての2階級を制覇した戸高秀樹、亀田和毅を含めれば16選手が複数階級制覇を達成している。このうち、原田はまだ8階級しかなかった時代にフライ級とバンタム級を制覇している。また、八重樫東はWBA、WBC、IBF各団体の最上位の世界王座だけで3階級制覇を達成した、初の日本人王者である。長谷川の場合はバンタム級からフェザー級、亀田興毅はフライ級からバンタム級、八重樫はミニマム級からフライ級、井上はライトフライ級からスーパーフライ級という飛び級で王座を獲得している。 女子世界王座の最多記録はアマンダ・セラノの7階級。日本人としては、JBC公認の日本のジム所属選手では藤岡奈穂子の5階級が最高で、これに、2階級制覇の安藤麻里、小関桃、天海ツナミと合わせて4選手が複数階級制覇を達成しており、藤岡はミニフライ級、ライトフライ級、フライ級、スーパーフライ級、バンタム級の5階級を制している。安藤と小関はアトム級とミニフライ級、天海はライトフライ級とスーパーフライ級をそれぞれ制している。天海はJBC非公認タイトルを含めるとIFBAバンタム級と合わせて3階級を制している。風神ライカはJBC公認前にライカの名でWIBA、IFBAを通じた3階級を制覇している。
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