ミニフライ級とは? わかりやすく解説

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ミニフライ級

読み方:ミニフライきゅう

格闘技体重別階級一種女子プロボクシングにおいて体重46.2キログラム以上、47.6キログラム以下の階級のこと。ミニフライ級の下は最軽量アトム級となっている。男子プロボクシングにはアトム級がなく、ミニフライ級にあたる体重47.6キログラム階級ミニマム級呼ばれる体重下限はない。

ミニ‐フライきゅう〔‐キフ〕【ミニフライ級】

読み方:みにふらいきゅう

mini flyweightプロボクシングミニマム級別称ムエタイ体重別階級の一。


ミニマム級

(ミニフライ級 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/08 08:04 UTC 版)

ミニマム級(ミニマムきゅう、: minimum weight)、ストロー級: straw weight)、またはミニフライ級: mini fly weight)は、ボクシングなどの格闘技で用いられる階級の1つ。「ストロー」は「藁」を、「ミニマム」は「最小限」を意味する。

ボクシング

プロボクシングでの契約ウェートは105ポンド (47.627kg) 以下で、男子の全17階級中最軽量級の階級。

ミニマム級はWBAでの呼び方で、WBCではストロー級IBFおよびWBOではミニフライ級と呼んでおり統一されていない(WBCも1998年から2002年頃までミニマム級、2020年頃までミニフライ級だった。WBOも2006年頃まではストロー級を使用していた)。日本での呼び方は、ミニフライ級・ストロー級と呼ばれていたのが1999年からはミニマム級に統一された。しかしストロー級時代に世界王者となった大橋秀行日本プロボクシング協会会長就任後に「ミニが弱々しく聞こえる」としてストロー級の復活を提言していた。

女子の一部団体では一つ下の階級としてアトム級(102ポンド (46.266kg)、WBC・WBO・WIBAでの呼称)が設けられた。女子単独団体ではアトム級に当たる階級をミニマム級またはストロー級と呼ぶ事も。なお、日本女子についてはミニフライ級と呼んでいたが、WBAに限りミニマム級を使用しており統一されていなかった。しかし、日本女子王座新設の翌年である2018年より男子同様のミニマム級に統一されることになった[1]。かつての日本女子ボクシング協会でもミニフライ級と呼んでいた。

1986年に創設された最も新しい階級で、WBCの初代ミニマム級王者は、当時18歳9か月の日本記録で獲得した井岡弘樹グリーンツダ)。またWBA同級の初代王者は、ミニマム級からスーパーフライ級までの4階級を制覇し更にバンタム級含む5階級で指名挑戦権を行使したレオ・ガメス。2012年にはWBC王者井岡一翔井岡)とWBA王者八重樫東大橋)の間で日本初となる世界正規王者同士の王座統一戦が執り行われ、勝利した井岡により日本初の分立団体間の王座統一を果たした。女子ではシュガーみゆきの日本人初世界王座、菊地奈々子の日本人初WBC王座をいずれもこの階級で獲得しており、JBC公認下で初の女子ミニマム級世界王者は多田悦子フュチュール)。

この階級の世界王座最多防衛記録はリカルド・ロペスメキシコ / WBC)の22度、女子はアナベル・オルティス(メキシコ / WBA)の12度。日本の選手の最多防衛記録は、新井田豊横浜光 / WBA)の7度、女子は多田悦子(フュチュール / WBA)の9度。

総合格闘技

総合格闘技ではストロー級が正式名称。契約ウェートは115ポンド (52.163kg) 以下で、全14階級中最軽量級の階級。2015年7月29日にボクシング・コミッション協会によって正式に規定された。

UFC等のメジャー団体ではストロー級(ミニマム級)を設置していない。

ムエタイ

ムエタイではミニフライ級と呼ばれている。契約ウェートは105ポンド (47.627kg) 以下で、全19階級中最軽量級の階級。世界ムエタイ評議会により規定されている[2]

脚注

  1. ^ “JBCが女子階級の呼称をアトム級、ミニマム級に統一”. Boxing News(ボクシング・ニュース). (2018年3月14日). https://boxingnews.jp/news/56296/ 2018年3月17日閲覧。 
  2. ^ 6. Age, Weight Divisions and Weigh-inWorld Muaythai Council 2020年4月3日

外部リンク


ミニフライ級

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 07:45 UTC 版)

世界ボクシング評議会ムエタイ世界王者一覧」の記事における「ミニフライ級」の解説

氏名獲得喪失日在日数防衛回数1 ヌンゴンジアム・ギアットソムバット 2011年7月14日 2013年1月 ? 1 タイ・バンコクの「ラジャダムナンスタジアム」において、ジョムペット・チュワタナ( タイ王国)を5R判定下し王座獲得2011年11月7日、タイ・バンコクにある「国立競技場・ニミブット体育館」において、シントー・パーンソムブーン( タイ王国)を5R判定下し1度目王座防衛成功した少なくとも、2013年1月まで正規王者として認定されていた。 2 二カーウ・スウィットジム 2013年1月5日 2013年11月 ? 0 タイ・トラート県チャーン島の「クロン・プラオ・フェスティバル・グラウンド」において、ラクテムロイ・ヴィストチャットエンヨント( タイ王国)を5R判定下し王座獲得.少なくとも、2013年11月まで正規王者として認定されていた。 3 名高・エイワスポーツ吉成名高2018年4月8日 現行 1084 0 日本国東京都江東区の「ディファ有明」において、トゥアントーン・シンマニー( タイ王国)を5R判定(50-45/49-46/50-44)で下し王座獲得

※この「ミニフライ級」の解説は、「世界ボクシング評議会ムエタイ世界王者一覧」の解説の一部です。
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