三峰信介(みつみね しんすけ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/20 15:09 UTC 版)
「天を見つめて地の底で」の記事における「三峰信介(みつみね しんすけ)」の解説
映画監督。刀祢の父親の翔也の親友。幼い頃は信じていた息子にすら非難され誰一人として信じて貰えぬまま病死した翔也の遺作「天使が降りた日」を映画化しようと山奥の教会にやって来たが、信じていない人間の一人なので欠片も実話だとは信じていない。天使役は聖しかいないと確信してワケありだということにつけ込んで脅迫して映画出演を強要し、女優の松山ゆいを強引に降ろしたことで魔物の横行という深刻な事態を招いてしまう。次の作品でヒロイン役を用意し彼女が落ち着けば何とかなると思い込み、ゆいの筋違いの憎しみの矛先が聖や洋に向かうことを考えていなかった。一ヶ月を経ても反省してはおらず、怪我が治っても休養も兼ねてとマネージャーに退院させて貰えない刀祢を問いつめ、真相を掴もうとなおも波風を立てる。断られても聖に再び出演交渉を試みる自身のことは遠い棚の彼方に放り投げ、映画に出演しようとゆいに纏わりつかれ困惑するが、彼女に加担したスタッフが失踪し、やがて主犯のゆいもまた姿を消した事実に愕然となる。彼女を案じてマンションに向かう途中で一ヶ月前の教会倒壊事故と三十年前の親友の身に起きたことを洋に聞かされるが、紋切型の天使像しか知らないので天使の聖が復讐を考えるのかと疑問を抱く。彼に洋に懇願されて戻った病院で聖の正体が堕天使だと知り、何者にもつけ入る隙の無い二人の究極の愛を悟る。
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