三俣山 (大分県)とは? わかりやすく解説

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三俣山 (大分県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/22 14:08 UTC 版)

三俣山
牧ノ戸峠展望台から望む三俣山(2013年3月)
標高 1,745 m
所在地 日本
大分県竹田市
位置 北緯33度06分14秒 東経131度14分47秒 / 北緯33.10389度 東経131.24639度 / 33.10389; 131.24639座標: 北緯33度06分14秒 東経131度14分47秒 / 北緯33.10389度 東経131.24639度 / 33.10389; 131.24639
山系 九重山系
種類 溶岩ドーム
三俣山の位置
プロジェクト 山
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三俣山(みまたやま)は、大分県竹田市玖珠郡九重町の境界に位置する山であり、九重連山を形成する火山である。

概要

九重連山の代表的な登山口である長者原(ちょうじゃばる)から見て正面(南東側)に位置する山で、どこから見ても3つの峰が見えることからこの名がある。しかし、実際には、本峰、南峰、北峰、西峰の4つの峰から構成されており、最高峰の本峰に標高1,744.67 mの三等三角点が設置されている。北峰の山中には、大鍋、小鍋と呼ばれる2つの火口跡(凹地)がある。山と渓谷社選定の九州百名山日本山岳会東九州支部選定の大分百山に選ばれている。

三俣山は、飯田火砕流以降-約15000年前までの火山活動によって形成され、複雑な構造をしている[1]。下位から順に、西峰を中心とする三俣山噴出物下部、指山溶岩、湯沢山溶岩、本峰を中心とする三俣山噴出物上部に区分される[1]。西峰と本峰は溶岩ドームであり、周囲を火砕流斜面で取り囲まれている[1]。三俣山の北西側に見られる松の台岩屑なだれ堆積物は、以前の研究では泉水山起源と考えられていたが[1]、2000年以降の研究では堆積物中の木片の年代測定より、三俣山火山成長途中での火山体崩壊が原因と考えられている[1]。 。

ギャラリー

牧ノ戸峠展望台より望む三俣山(左)と星生山(右)
やまなみハイウェイ・朝日台より望む三俣山(左)と星生山(右)
坊がつるからみた三俣山

周辺の山

  • 指山 (1,449m)
  • 星生山 (1,762m)
  • 久住山 (1,786m)
  • 中岳 (1,791m) - 九重連山の最高峰(九州本土最高峰)
  • 天狗ヶ城 (1,780m)
  • 立中山 (1,464m)
祖母山系(そぼさんけい)大船山系(たいせんさんけい)久住山系(くじゅうさんけい)長者原(ちょうじゃばる)天狗岩(てんぐいわ)高塚山(たかつかやま)大船山(たいせんざん)北大船山(きたたいせんざん)平治岳(ひいじだけ)稲星山(いなぼしやま)中岳(なかだけ)久住山(くじゅうさん)三俣山(みまたやま)星生山(ほっしょうさん)沓掛山(くつかけやま)牧ノ戸峠(まきのととうげ)黒岩山(くろいわやま)一目山(ひとめやま)崩平山(くえんひらやま)涌蓋山(わいたさん)
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