一般的な奏法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 10:16 UTC 版)
奏者はイスに腰をかけて鋸のハンドル部分を両膝ではさみ右手もしくは左手で台形をした鉄板部分の先端をつまむ このとき刃の付いている楽器ではそれを自分の方にむけておく 空いた手に撥(マレット)またはヴァイオリン等の弓を持つ 鉄板部分を持った指に力を入れて鉄板をたわませ、S字カーブを描くよう曲げる このときS字の下方の半円部分の天辺あたりがもっとも音の出るポイントとなる。撥で演奏する場合には鋸の平面部分を叩く 弓で演奏する場合には鋸の背(つるつるしている面)を一弦のチェロのようにこする このときS字をホールドしたままで鋸の角度を変えると音の高さが自在に変化する。 ハンドル部分を挟んだ膝を震わせると音にヴィブラートがかかり音が伸びる。膝をゆらさず刃先をつまんだ腕を震わせても同様の効果がある。 以上がいわゆる一般的な奏法だが、世界各国の愛好家はそれぞれ、独自の演奏法を開発しており、「メソッドがないのがメソッド」である楽器ともいえる。 なお、切断用の鋸を用いて演奏することもできるが音域が狭く鉄板部分も固いので扱いが難しい。
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