ヴィクトール・イディナローク
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「86-エイティシックス-」の記事における「ヴィクトール・イディナローク」の解説
ロア=グレキア連合王国第5王子。愛称はヴィーカ。レギオン側識別名「フヴェズルング」。18歳という若さで南方方面軍総司令官を務める。階級は中佐。イディナローク家に代々伝わる「紫晶」の異能を継ぎ、驚異的な頭脳と引き換えに倫理観の欠如という弊害を負っている。レギオンの元となった人工知能マリアーナ・モデルの開発者であり、ベースとなったのは自身の母であるマリアーナ・イディナロークである。本来は亡くなった彼女の人格を修復することが目的だったが、結果は失敗。王妃の遺体を損壊させた咎で王位継承権を剥奪された。以降も母の再現を諦めきれず、マリアーナ・モデルを公開ネット上にアップロードした事がレギオン戦争の遠因となる。以降「屍の王 (ネクロフィリア)」や「鎖蛇」といった二つ名で呼ばれるようになる。レギオンとの開戦後は王族の倣いとして従軍するが、初陣で赴いた前哨基地で幼馴染のレルヒェリートが自らをかばって戦死してしまう。彼女との最後の約束を守るため、その脳から最初の〈シリン〉となるレルヒェを作成。以後は〈シリン〉の製造を行いその部隊を指揮している。なお、蛇は大陸西部では堕落と悪魔の象徴であり、王子殿下の異名としては極めて異例である。戦場に出る際のパーソナルネームはガデューカ。指揮官用に通信機能を強化したバルシュカ・マトゥシュカを駆り、〈シリン〉の指揮をしつつAI補助が前提のマルチロックオンシステムをフルマニュアルで操る精鋭オペレーターとして戦う。
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