ヴァニラ・クリーム - 10円コンサート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 23:55 UTC 版)
「成毛滋」の記事における「ヴァニラ・クリーム - 10円コンサート」の解説
しかし、その後も約2ヶ月間はライブの予定が入っていたため、いわゆる「残務整理」として残ったメンバーで活動を続行。解散が決定していたために成毛はギターを再開。「ヴァニラ・クリーム」の名義で残っていたステージを消化。ディープ・パープルやジミ・ヘンドリックスなどのナンバーを演奏していた。この時期に成毛はギターのフレットを押さえるだけで音が出せる点に着目し、右手でキーボード、左手でギターを弾く奏法を編み出している。この奏法は後の彼の活動の中で主たるものとなる。皮肉なことに、解散が決定してからのこのフィンガーズには人気が集まったが、約2ヶ月の「残務整理」の期間を終え、解散。 その直後、成毛は渡米して「ウッドストック・フェスティバル」を体験(ただし、もっともよく知られているジミ・ヘンドリックスのステージは見ていない)。また、成毛はイギリスにも3年間(ビザが切れるまで)滞在していた。 帰国後に知り合いのミュージシャンを集めて「10円コンサート」を主催。名前の由来は誰でも気軽に来られるように、と入場料を10円に設定したことからきている。日比谷野外音楽堂で開催され、横浜の人気バンド、パワー・ハウスの柳ジョージや陳信輝、角田ヒロ、柳田ヒロら実力派が集まり、盛況をきわめた。その後第二回、第三回と開催。 この時期から楽器、PA機材を購入するためにスタジオミュージシャン、CMの音楽の仕事も始め、多い時期には年間1000曲以上の作曲、編曲をこなしていた。
※この「ヴァニラ・クリーム - 10円コンサート」の解説は、「成毛滋」の解説の一部です。
「ヴァニラ・クリーム - 10円コンサート」を含む「成毛滋」の記事については、「成毛滋」の概要を参照ください。
- ヴァニラ・クリーム - 10円コンサートのページへのリンク