ワーズギアとは? わかりやすく解説

ワーズギア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/11 08:28 UTC 版)

ワーズギアWords Gear)は、松下電器産業2006年に発売した電子書籍端末

概要

2004年2月に発売されたシグマブック(ΣBook)の後継機に当たる[1]。ワーズギアは2006年10月3日 - 10月7日にかけて幕張メッセで開催されたCEATEC JAPAN 2006で参考展示され[2][3]、12月20日より発売されることが発表された[4]

ディスプレイは5.6インチ、1024×600ドット(211ppi)のカラーTFT液晶を採用[4]電子書籍は「最強☆読書生活」というサイトで配信されWindows PCでアクセスし、SDメモリーカードへ転送する形をとった[5]。著作権保護機能としてSD-ePublishに対応[5]。ファームウェアのアップデートにより「XMDF」・「.book」・「txt」形式のファイルにも対応した[5]

2008年3月に生産を終了[6]。初年度の出荷台数は1万台を見込んでいたが、約2400台しか売れなかったという[6]。PC向け電子書籍配信サービス「ΣBookJp」および「最強☆読書生活(PC版)」も同年9月30日に終了することが発表された[1]

脚注

  1. ^ a b 坂本純子 (2008年6月30日). “ひっそりと、電子書籍「ΣBookJp」「最強☆読書生活(PC版)」サービス終了へ”. CNET Japan. 2023年1月22日閲覧。
  2. ^ 新・読書端末「Words Gear」(ワーズギア)を開発”. パナソニック (2006年9月26日). 2023年1月22日閲覧。
  3. ^ 広田稔 (2006年10月3日). “【CEATEC JAPAN 2006レポート Vol.11】実機を触って分かった電子書籍リーダー『Words Gear』の実力”. ASCII.jp. 2023年1月22日閲覧。
  4. ^ a b ワーズギア、読書端末『Words Gear』を12月20日に発売”. ASCII.jp (2006年11月22日). 2023年1月22日閲覧。
  5. ^ a b c 山口真弘 (2011年4月17日). “電子書籍端末ショーケース:Words Gear(ワーズギア)――パナソニック”. ITmedia. 2023年1月22日閲覧。
  6. ^ a b 岡田有花 (2008年7月1日). “電子書籍端末売れず──ソニーと松下が事実上撤退”. ITmedia NEWS. 2023年1月22日閲覧。

関連項目

  • LIBRIe - 2004年に発売されたソニー製の電子書籍端末。
  • GALAPAGOS - 2010年に発売されたシャープ製の電子書籍端末。

ワーズギア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 22:25 UTC 版)

電子書籍リーダー」の記事における「ワーズギア」の解説

2006年にはシグマブック後継カラー液晶ディスプレイ採用した画面仕様Words Gear(ワーズギア) が発売されたが普及せず、2008年3月電子書籍端末製造終了同年9月30日には配信サービス終了した

※この「ワーズギア」の解説は、「電子書籍リーダー」の解説の一部です。
「ワーズギア」を含む「電子書籍リーダー」の記事については、「電子書籍リーダー」の概要を参照ください。

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