ワタリガニ

デジタルお魚図鑑

ガザミ

学名：Portunus trituberculatus 英名：Swimming crab 地方名：ワタリガニ　 節足動物門−甲殻綱−十脚目−ワタリガニ科 ※出典：長崎県水産部ホームページ 特徴 甲は横長のひし形で、はさみには鋭い歯が並んでおり、小魚やエビ・カニ・ゴカイなどを捕まえて食べる。一番後ろの脚は板状で泳ぐためのもので魚類からも逃げることができる。有明海、瀬戸内海、日本海で多く漁獲される。産卵期は春から秋で２回に分けて行われる。約２００万粒の卵を産む。稚ガニは干潟や藻場に定着し、成長に伴い、生息場所をより深い所へと変える。また、卵から稚ガニまで養殖し、それを放流して天然資源を補っている。 分布：本州北部〜九州、韓国、中国北部 大きさ：25cm 漁法：底引き網、刺し網 食べ方：塩ゆで、鍋物

タイワンガザミ

学名：Portunus pelagicus 英名：Swimming crab 地方名：ワタリガニ　 節足動物門−甲殻綱−十脚目−ワタリガニ科 ※出典：長崎県水産部ホームページ 特徴 横長のひし形の甲を持っており、表面はザラザラしている。ワタリガニの名で流通しているガザミによく似ているが、本種は額縁に４本のトゲを持つこと（ガザミは３本）、はさみ脚の長い節に３本の突起がある（ガザミは４本）ことなどから区別できる。最近はスエズ運河を経て、地中海でも見られるようになった。ガザミよりも南方系で、沖縄や東南アジア各国では重要な食材の１つである。近縁種のノコギリガザミよりも低い価格で取り引きされる。調理法はワタリガニとだいたい同じであるが、東南アジアでは焼いて食べることが多い。 分布：相模湾以南の西太平洋、インド洋、地中海 大きさ：20cm 漁法：刺し網 食べ方：塩ゆで、みそ汁、鍋物、焼き物