ローゼンハイム三角線 (Rosenheimer Schleife)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 23:32 UTC 版)
「ローゼンハイム-クーフシュタイン線」の記事における「ローゼンハイム三角線 (Rosenheimer Schleife)」の解説
ローゼンハイム三角線はローゼンハイム - ザルツブルク線とローゼンハイム - クーフシュタイン線を連結する線路である。この路線は単線で電化されており、ザルツブルク - クーフシュタイン区間の列車により活用される区間である。長さ1215 mの連結線は1982年2月8日開通された。 ザルツブルク - ローゼンハイム区間とローゼンハイム - インスブルク区間の合う「ドイツすみ (deutsches Eck) 」は列車運行時間をかなりの程度まで短縮させるために導入された。1967年5月ボーデン湖号列車がドイツすみと関連して導入された。しかし機関車がローゼンハイム駅で交代せねばならなかったので、運行時間は長くなり線路容量問題もあった。 オーストリア連邦鉄道の理事であったドゥルティンガーはその問題を解決するためにローゼンハイムの三角線を提案した。そのプロジェクトは実行可能である最小限の方案として決定された。西ドイツとオーストリア間の条約は1979年4月5日にオーストリア交通省大臣と西ドイツ大使の署名で締結された。同年5月9日にドイツ連邦鉄道とオーストリア連邦鉄道は協定を結んで、ÖBBは工事費用を、DBは企画と監督費用を負担することとなった。 ローゼンハイム市内の困難な土地買収問題が解決された後、1980年10月から工事が始まった。工事内容は道路の移設と道路に伴う水道管の整備及び人道・自転車道の立体交差であった。両分岐点ではSpDrS-60機種の制御盤が設置され、ローゼンハイム駅の運転指令所で統合管理されている。列車の平常の流れを保障するために、両分岐点の間には閉塞区間 (Blockabschnitt) に自動信号機が装着されている。 工事費は約780万マルクで、5600万シリングに相当した。
※この「ローゼンハイム三角線 (Rosenheimer Schleife)」の解説は、「ローゼンハイム-クーフシュタイン線」の解説の一部です。
「ローゼンハイム三角線 (Rosenheimer Schleife)」を含む「ローゼンハイム-クーフシュタイン線」の記事については、「ローゼンハイム-クーフシュタイン線」の概要を参照ください。
- ローゼンハイム三角線のページへのリンク