ロウアー・スクール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 05:44 UTC 版)
「ロイヤル・バレエ学校」の記事における「ロウアー・スクール」の解説
1955年、バレエ学校の規模拡大により、年少の生徒をリッチモンドのホワイト・ロッジに移すことになった。ホワイト・ロッジは元はジョージ2世の狩猟用別邸として建てられたイギリス王室所有の邸宅であったが、バレエ学校の校舎として恒久的に使用することが許されて、バレエスタジオや教育施設、学生寮などを設ける大規模な再開発が行われた。 ここでは11歳から16歳までの生徒が学んでいるが、選抜制でありオーディションで合格しなければ入学することはできない。毎年2万件以上の入学申込があり、イギリス国内の主要な都市でオーディションを開催している。ロイヤル・バレエ学校は国際的にも高い評価を得ており、他国からの留学生も受け入れている。ボーディングスクールであり、学生の大多数は敷地内の学生寮に入っているが、少数ながら通学生も存在する。 ダンス教育としては、クラシック・バレエだけでなくキャラクター・ダンスやコンテンポラリー・ダンス、体操、アイリッシュ・ダンス、モリス・ダンス、スコティッシュ・カントリー・ダンスが教授される。課程の後半では、バレエのレパートリー、ソロおよびパ・ド・ドゥを学び、男子は上半身のコンディショニングにも取り組む。11歳から16歳はイギリスの教育制度におけるキーステージ3および4にあたり、キーステージ4までが義務教育なので、ダンス教育だけでなく日本でいう中学校に相当するレベル(前期中等教育)の科目教育も行っており、最終学年ではすべての生徒が義務教育修了証明書を得るための全国統一試験(GCSE)を受験する。
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