レスパドン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 05:22 UTC 版)
「オテル・リッツ・パリ」の記事における「レスパドン」の解説
オテル・リッツの創業時から、レストランは必然的にホテルに付帯していたが、現在のレストラン「レスパドン ( L'Espadon 、メカジキの意) 」は、1956年にシャルル・リッツにより作られた。彼は熱烈な釣りファンであったため、魚にちなんでレストランの名を決めた。レストランは、伝説的な初代シェフ、オーギュスト・エスコフィエの教えを受け継ぎ、「現代の風味をつけた伝統的フランス料理」を提供する。料理を供するのは、星付きの9代目ヘッド・シェフ、ミシェル・ロットである。レストランは、影響力のあるミシュラン・ガイド2009年版で、2つ星を獲得している。ただし、現在パリのパラスホテルでは「ル・ブリストル」内の「エピキュール」、「プラザアテネ」内の「アラン・デュカス・オ・プラザアテネ」、「フォーシーズンズ・ジョルジュサンク・パリ」内の「ル・サンク」と3軒も3つ星レストランが存在するが、「リッツ・パリ」内のレストランは1度も3つ星を獲得していない。。先代のヘッド・シェフ、ギー・ルゲもまた、パリで最も偉大なシェフの1人に数えられ、少なくとも1986年から1999年まで料理を供していた。1999年、雑誌エスクァイアに「ダイニング・ルームのエスパドンへと、鏡とディスプレイ・ケースが飾られた長い回廊をたどると、輝かしいリージェント様式があなたの周りに渦を巻くような感覚に陥る。ヘミングウェイがディートリッヒと並んで、シェフのギー・ルゲが供するバターのようなスクランブル・エッグの皿に向かっている様子が思い浮かぶ・・・」と書かれている。レストランの装飾は、「トロンプ・ルイユの天井、花綱飾りのついたカーテン、庭の眺め」だと言われる。中庭は豊かな緑にあふれ、像や噴水が点在している。ホテルは5店ほどの花屋から生花を届けさせている。
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