レインボーBM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 18:45 UTC 版)
1966年、日野自動車のバスラインナップのボトムレンジを担うべく、RM100系よりさらに小型のフロントエンジン車となるBM320系が登場した。シャシやパワートレインを中型トラックのレンジャー(KM300系)と共用するため、初代三菱・ローザ(B10/B20系)同様、国産キャブオーバーマイクロバスとしてはやや大型の部類に入る。ワンマン運転に都合の良い前寄りの客用扉とも相まって営業用としての需要が多く、札幌市営バスの都心循環線など路線バスとしても用いられた。 車体架装メーカーは2社あり、帝国自動車工業製がBM320T型、金産自動車工業製がBM320K型となる。両モデルとも直列4気筒エンジンを搭載するが、車体のスタイルと構造は異なっており、帝国は「カットスタイル」と呼ばれる角形のスケルトンボディを採用し、金産は丸形のセミモノコックボディであった。又、金産製ボディのフロントガラスは、一枚式もしくは二枚式のどちらか選択する事が出来た。 1969年、車名がレインボーBMとなる。 1970年、金産製ボディをマイナーチェンジ。助手席窓を引き違いから三角窓+Hゴムのはめ殺しへ変更し、客席窓も角のアール(丸み)がなくなる。 1973年、マイナーチェンジ。フロントウインカーの大型化。運転席ドアをオプション設定。尚、金産製ボディに運転席ドアを装備した場合、助手席窓は引き違い式となる。
※この「レインボーBM」の解説は、「日野・レインボー」の解説の一部です。
「レインボーBM」を含む「日野・レインボー」の記事については、「日野・レインボー」の概要を参照ください。
- レインボーBMのページへのリンク