リブロース15ビスリン酸とは? わかりやすく解説

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リブロース二リン酸

同義/類義語:リブロース-1,5-二リン酸, リブロース1,5-ビスリン酸,
英訳・(英)同義/類義語:ribulose diphosphate, RuDP, RuDP

リブロース1,5-ビスリン酸は植物が行光合成における炭酸同化重要な中間体で、水分子CO2付加開裂により2分子の3-ホスホグリセリン酸が生じる。

リブロース-1,5-ビスリン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/01 05:49 UTC 版)

リブロース-1,5-ビスリン酸
識別情報
CAS登録番号 2002-28-0 
PubChem 123658
ChemSpider 110238 
UNII BR374X7NAH
KEGG C01182
ChEBI
特性
化学式 C5H12O11P2
モル質量 310.09 g mol−1
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

リブロース-1,5-ビスリン酸(リブロース-1,5-ビスリンさん、Ribulose-1,5-bisphosphate、RuBP)は、カルビン回路の重要な5炭素の中間体である。リブロース-1,5-ビスリン酸はリブロース1,5-ビスリン酸カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼ(RuBisCO)によって二酸化炭素を付加されて6炭素の反応中間体を生ずる。この6炭素の反応中間体は非常に不安定なため即座に2分子3-ホスホグリセリン酸に分解する。カルボキシル化によって作られるその非常に不安定な分子は1988年に初めて単離されるまで未知の物質であった。

RuBPは、光合成光化学反応で作られたATPによって再生される。ヘキソース生合成にはデンプンアミノ酸脂質などが使われている。グルコース解糖系酵素で作られる2分子のトリオースから作られる。RuBisCOは光合成においてRuBPに対し、酸素または二酸化炭素のどちらかを触媒する。二酸化炭素の場合は還元で、酸素の場合は光呼吸である。光呼吸では正味の炭素同化量がゼロとなり、炭素の代わりに酸素が取り込まれる。この現象は主に温度に依存している。高温の場合、葉組織の水蒸気中の二酸化炭素濃度が徐々に減少する。C4植物では二酸化炭素輸送機構によって光合成組織の二酸化炭素濃度を上昇させている。

出典

関連項目




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