リバースエンジニアリングと著作権とは? わかりやすく解説

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リバースエンジニアリングと著作権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 08:57 UTC 版)

アプリケーションプログラミングインタフェース」の記事における「リバースエンジニアリングと著作権」の解説

互換性のためのAPI作成するためにそのAPI実装解析することは一般的に合法である。この手法は相互運用性のためのリバースエンジニアリング呼ばれる。しかしAPIそのものとは異なりAPI実装には著作権存在するため、リバースエンジニアリングする前に著作権侵害問題生じないよう、十分注意する必要があるまた、使おうとしているAPIに、特許保持者の許可なければ使えない特許技術許可なく含まれていたら、それは特許権侵害になりうる(ただし、これはリバースエンジニアリング限られたではなくAPI利用するプログラムにも全般的に言えることである)。 2010年、米オラクルGoogleJava新たな実装Android一部として配布したとして、Google訴えたJava API複製する許可ライセンス)はOpenJDKプロジェクトIBM J9などの実装には与えられていたが、一方AndroidDalvik仮想マシン実装OpenJDKなどに基づいてはおらず、またGoogleJava API複製する許可とっていなかった。これに対して地方裁判所API著作権法対象外であるとする判断下したものの、控訴裁では保護対象であるとされ、最終的に2015年最高裁によりアメリカ合衆国内ではAPIにも著作権があるとの判断確定した。ただしその後審理経て2021年には著作権があってもフェアユースの下に利用可能であるとの判断下されている。 日本においては著作権法第10条第3項において、プログラムインタフェースプロトコル著作物みなされないことが明確に示されている。

※この「リバースエンジニアリングと著作権」の解説は、「アプリケーションプログラミングインタフェース」の解説の一部です。
「リバースエンジニアリングと著作権」を含む「アプリケーションプログラミングインタフェース」の記事については、「アプリケーションプログラミングインタフェース」の概要を参照ください。

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