リドレーの躍進
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/15 08:54 UTC 版)
設立当初のリドレーの主な仕事は、兄が働いていたビオレーサーのフレーム塗装と組立の下請けであった。リドレーが設立された当時はスチールパイプを使用した競技用自転車が大半であり、軽量な製品が求められていた。リドレーは元前の塗装技術を生かして、他社製品の塗装工程を担い、また新たに自社開発の新製品を積極的に投入した。プロレースにはまずシクロクロスバイクを投入し、その集大成として2005年に誕生したのがフルカーボン製フレームの「Xナイト」である。リドレーは10年間のうちに、シクロクロスの世界選手権を7回制した。2007年のツール・ド・フランスではリドレーに乗るオーストラリア出身のカデル・エヴァンスが優勝争いで大接戦を演じた(結果は2位に終わる)。さらにエバンスがその年の世界ランキング1位に君臨したことで、リドレーはロードバイクの分野においてもトップブランドの1つして認識されるようになった。2010年本社はハッセルト郊外のパール・ベリンヘンの12000平方メートルの敷地に移転した。2012年には世界40カ国に輸出された。2013年モデルでは女性専用に開発されたロードバイクや、超軽量モデル(フレーム単体で750g)、フォーク一体型ブレーキ(F-Brake)、フレームに貼られる微粒子状サーファステープによる空気抵抗低減技術などを独自開発して市場投入している。
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