リアリティ番組の類型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 14:36 UTC 版)
「リアリティ番組」の記事における「リアリティ番組の類型」の解説
さまざまなリアリティ番組をいくつかの類型にまとめる提案や試みには、以下のようなものがある。 2006年の研究における6類型:ロマンス、犯罪、情報、リアリティ=ドラマ、競争ゲーム、才能 2007年の研究における5類型:情報娯楽番組(infotainment)、ドキュメントメロドラマ(docusoap)、ライフスタイル番組、ゲーム番組, ライフスタイル実験番組 2009年の研究における8類型:ゲームドキュメンタリー("gamedocs")、デート番組、メイクオーバー番組、ドキュメントメロドラマ、才能コンテスト、法廷番組、リアリティ・シットコム、これらの類型に有名芸能人を出すもの その他、リアリティ番組を2つのタイプに分ける分類もある。ひとつは何の飾りもない本物の生活を記録する(と称する)もの、そして参加者を普段の生活と違う全く新しい環境におくものである。2003年の論文で、エリザベス・クラウスとステファニー・リュッケは前者を「ドキュソープ」(ドキュメントメロドラマ、"docusoaps")と呼び、物語的現実("narrative reality")から構成されるとする。後者は「リアリティ・ソープ」("reality soaps")と呼び、遂行的現実("performative reality")から構成されるとする。2014年以来、プライムタイム・エミー賞はリアリティ番組に対してこれと同様の分類を行っている。前者は「構成のないリアリティ番組(Unstructured Reality Program, 入念に構成された一貫したテンプレートやルールなどが存在せず、登場人物の行動により突き動かされるストーリー要素を含むもの)」部門、後者は「構成のあるリアリティ番組(Structured Reality Program, 繰り返し使われ構築される番組テンプレートやルールに従うことによって生じるストーリー要素を含むもの)」部門であり、そのほかに「リアリティ・コンペティション」部門(Reality-Competition Program, リアリティ番組の中でも「視聴者対抗勝ち抜きゲーム」の要素が強いもの、後に単にコンペティション部門へと改名)を置く。
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