ラ式十五糎榴弾砲(ラインメタル式15糎野戦榴弾砲)
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「15cm sFH 18」の記事における「ラ式十五糎榴弾砲(ラインメタル式15糎野戦榴弾砲)」の解説
1934年~1936年にかけて国民政府軍へ24門が輸出されたラインメタル社製の32口径15cm榴弾砲。機械化牽引砲兵の独立炮兵第10团に配備された。日中戦争中に帝国陸軍が鹵獲した同砲は現地部隊で運用された他、砲架に試製十糎半陣地高射砲や試製二十糎臼砲の砲身を搭載したり、予備液室がホリ用の試製十糎戦車砲(長)に流用されるなど、日本製砲熕兵器の技術研究開発に活かされた。なお性能に着目した日本でも輸入は検討されたが、1940年11月20日発電の見積で高額な購入費を提示されたためか見合わせている。運行速度は40km/hと九六式十五糎榴弾砲の倍で、機動九一式十糎榴弾砲や八八式七糎高射砲と同等だった。砲架は53口径10.5cm野戦加農砲と共通とされる。ラインメタル十五糎短加農やボ式十五長榴(獨式ボツホース15糎長榴弾砲/ボツホース十五糎重榴弾砲)と表記された事もあり、下記の表とは異なる要目も存在する。
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