ラ・ベガとは? わかりやすく解説

アルベニス:ラ・ベガ(草原)

英語表記/番号出版情報
アルベニス:ラ・ベガ(草原La vega作曲年1897年  出版年1910年  初版出版地/出版社: Édition mutuelle 

作品解説

2007年9月 執筆者: 和田 真由子

ラ・ベガ》は、アルベニス37歳1897年)の作品で、パリ完成された。
中期から後期への過渡期作風を示すこの作品は、《イベリア》ほどとりあげられることは多くないが、《イベリア》にまさるとも劣らない傑作として評価されることが多い。

当初は《アルハンブラ組曲》の第一曲として作曲されていたが、結局第2曲以後かかれることがなく、独立した作品となったとはいえ演奏時間15分弱の長さがあり、ききごたえは十分である。

タイトルは、“肥沃な草原”の意で、アンダルシア古都グラナダにある平野をさしている。
楽譜にはアルベニスパトロンであったイギリス文人、F・マニーカウツの詩が記されており、その内容グラナダ称えるのである

曲は活気満ちた踊りリズムをもったAの主題(アレグロ・ドルチェ)と、哀愁ただようコプラ(唄)のBの主題(トランクィロ・エ・ドルチェ)からなり、A-B-A’-B’-A”-A-コーダの形をとる。

ポルトガルピアニスト、J・ヴィアナ・ダ・モッタに献呈された。


ラベガ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/08/28 11:06 UTC 版)

丘の中腹まで宅地化(2004年9月)

ラ・ベガ(La Vega)は、ベネズエラカラカスにある地区で、行政上はリベルタドル市ラ・ベガ区にあたる。カラカスの中心からはグアイレ川を隔てて南にある。

背後に丘陵を背負い、グアイレ川に沿って細長く平地が伸びる。区域の北の端近くが古いラベガの町であったが、今ではカラカス市街に完全にのみこまれている。南西部にアンドレスベジョ・カトリック大学がある。

ラ・ベガは、植民地時代の17世紀にはインディオの村で、白人が住む対岸のカラカスと対になっていた。町の公式の設立は1668年。植民地時代にはサトウキビを栽培する農園がいくつか営まれ、当時の邸宅が3つ、今も残る。1807年にカラカスに編入された。




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