ラ‐ベガ【La Vega】
アルベニス:ラ・ベガ(草原)
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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アルベニス:ラ・ベガ(草原) | La vega | 作曲年: 1897年 出版年: 1910年 初版出版地/出版社: Édition mutuelle |
作品解説
ラ・ベガ》は、アルベニスが37歳(1897年)の作品で、パリで完成された。
中期から後期への過渡期の作風を示すこの作品は、《イベリア》ほどとりあげられることは多くないが、《イベリア》にまさるとも劣らない傑作として評価されることが多い。
当初は《アルハンブラ組曲》の第一曲として作曲されていたが、結局第2曲以後はかかれることがなく、独立した作品となった。とはいえ、演奏時間も15分弱の長さがあり、ききごたえは十分である。
タイトルは、“肥沃な草原”の意で、アンダルシアの古都グラナダにある平野をさしている。
楽譜にはアルベニスのパトロンであったイギリスの文人、F・マニー=カウツの詩が記されており、その内容はグラナダを称えるものである。
曲は活気に満ちた踊りのリズムをもったAの主題(アレグロ・ドルチェ)と、哀愁ただようコプラ(唄)のBの主題(トランクィロ・エ・ドルチェ)からなり、A-B-A’-B’-A”-A-コーダの形をとる。
ポルトガルのピアニスト、J・ヴィアナ・ダ・モッタに献呈された。
ラベガ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/08/28 11:06 UTC 版)
ラ・ベガ(La Vega)は、ベネズエラのカラカスにある地区で、行政上はリベルタドル市ラ・ベガ区にあたる。カラカスの中心からはグアイレ川を隔てて南にある。
背後に丘陵を背負い、グアイレ川に沿って細長く平地が伸びる。区域の北の端近くが古いラベガの町であったが、今ではカラカス市街に完全にのみこまれている。南西部にアンドレスベジョ・カトリック大学がある。
ラ・ベガは、植民地時代の17世紀にはインディオの村で、白人が住む対岸のカラカスと対になっていた。町の公式の設立は1668年。植民地時代にはサトウキビを栽培する農園がいくつか営まれ、当時の邸宅が3つ、今も残る。1807年にカラカスに編入された。
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