ラビットカー色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 17:12 UTC 版)
登場時はオレンジバーミリオンに100mm幅白帯の塗装であったが、1968年から塗装工程簡略化のためにマルーン一色となり、1980年代後半にはマルーンレッドとシルキーホワイトの塗装となった。サ6150形以外には車体側面にウサギをモチーフにした 「ラビットマーク」(画家の岡本太郎がデザイン。ラビットマークは6800系の1次車から3次車までは白の塗装で、6800系の最終増備車となる4次車および6900系と6000系の全車ではステンレス無塗装のものであったが、6800系の1次車から3次車でもステンレス無塗装のものに取り換えた事例もあった)が取り付けられていたが、マルーン一色への塗装変更の際に取り外された。しかし、1987年のデビュー30周年記念、2009年の養老線、2012年の吉野線開業100周年記念で、登場時の塗装とラビットマークが復元された。1987年の復元の際は1次車のモ6851に原型とは異なるステンレス無塗装のものを、2009年の養老鉄道と2012年の近鉄での復刻ラビットカーでは原型には存在していなかった銀の転写式のもので復元している。 ラビットカーの車両色は、当時近鉄の車両部に在籍していた近藤恒夫が考案したものである。 なお、翌1958年に新造された特急車の10000系「ビスタカー」や、以降の特急車でもオレンジの塗装が採用されたが、これら特急車のオレンジの色調は、ラビットカーのオレンジバーミリオンとは異なるものである。
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