モバイル管制とは? わかりやすく解説

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モバイル管制

読み方:モバイルかんせい

JAXA宇宙航空研究開発機構)がイプシロンロケットにおいて初め導入したノートPCのようなモバイル端末だけでロケットの発射管制を可能とする技術

モバイル管制の特徴は、打ち上げ前の(発射台ロケット設置した後の)最終点検コンピュータ自律的に行う点である。点検作業に必要となる用意基本的にノートPCネットワーク接続環境のみとなる。モバイル管制は、多く人員手間をかけて点検行っていた従来発射管の手法に比べて行程人手劇的に削減できるひと月半からふたつ月弱ほどかかっていた点検期間は1周間程度まで削減されている。

イプシロンロケットの初の打ち上げは、当初2013年8月22日予定された。8月8日時点で、点検中に配線ミスが見つかり、打ち上げ実施27日延期された。8月27日打ち上げが行われたが、発射19前に異常が感知され発射管システム自動停止した。打ち上げ中止再度延期された。

原因調査帰結として、管制側のシステムロケット側の制御装置との間で通信遅延発生し、0.07秒程度ほど制御信号ズレ生じていたことが異常として検知されたらしい、と発表されている。

イプシロンロケット打ち上げ9月14日あらため実施された。打ち上げ成功積載していた惑星観測衛星SPRINT-A」を予定軌道に無事投入した

関連サイト
新型ロケットで実現する世界初のモバイル管制 - JAXA宇宙航空研究開発機構



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