モクシュンギクとは? わかりやすく解説

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木春菊

読み方:モクシュンギク(mokushungiku)

マーガレット別称
キク科多年草園芸植物

学名 Chrysanthemum frutescens


マーガレット (植物)

(モクシュンギク から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/03 13:33 UTC 版)

マーガレット
マーガレット
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
: モクシュンギク属 Argyranthemum
: モクシュンギク A. frutescens
学名
Argyranthemum frutescens
(L.) Sch.Bip.
シノニム

Chrythanthemum frutescens L.

和名
モクシュンギク(木春菊)
英名
Marguerite

マーガレット: Marguerite [ˌmɑːrgəˈriːt]:マーガリート学名Argyranthemum frutescens)は、キク科半耐寒性多年草。和名はモクシュンギク(木春菊)。

特徴

観賞用の園芸植物花卉)として、主に温室ビニールハウスで栽培される。

カナリア諸島が原産地で、17世紀末にヨーロッパへ渡る。日本には明治時代末期に伝わり、大正時代から幅広く栽培されるようになった。3-7月に花をつける。白色の一重咲きが普通であるが、黄色やピンクのもの、八重咲き、丁字咲きのものもある。本来は宿根草であるが、日本では温暖地でないと越冬できない。フランスギク属シャスターデージー Leucanthemum x superbumフランスギク Leucanthemum vulgare とよく混同される。何年も越冬できて大株になってくると茎が木質化し、低木のようになる。繁殖は挿し芽による。

色々な花の咲き方があり、真ん中におしべ、めしべがありその周りに花びらがついている咲き方や、全体に花びらが付いている、オペラ咲きなどがある。

歴史

16世紀後半、ナバラ(現在のスペイン北東部ピレネー山脈南麓にある自治州)の王女マルグリット・ド・ヴァロワは、マーガレットの花を大変好んだ。

当時、フランス国内ではカトリックプロテスタントユグノーと呼ばれていた。)の抗争が激化していた。この宗教対立を解消するため、カトリックであったマルグリットは、ユグノー教の長であるナバール王アンリ(後のアンリ4世)と政略結婚をさせられた。結婚式はパリで1572年8月18日に行われたが、これが引き金の一つとなり、5日後の1572年8月24日にユグノーの大虐殺(サン・バルテルミの虐殺)が起こった。

1578年9月、マルグリットはナバラに里帰りをし、ボルドーで盛大な歓迎を受けた。その時、領民にマーガレットの花束を贈られたのに感激し、この花を自分の花にしたという[1]

関連項目

脚注

  1. ^ 瀧井康勝『366日 誕生花の本』日本ヴォーグ社、1990年11月30日、250頁。 

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