メルセデスGP時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 15:03 UTC 版)
「ロス・ブラウン」の記事における「メルセデスGP時代」の解説
チャンピオンを獲得したものの、プライベーターチームとして存続することには苦難が予想された。ブラウンはエンジン供給を受けていたメルセデス(ダイムラー)にチームを売却し、2010年よりメルセデスAMG F1としてワークス復活を担うことになった。ブラウン自身は引き続きチーム代表に就任している。 再出発にあたり、ブラウンはミハエル・シューマッハに現役復帰を決断させ、ベネトン・フェラーリ時代の名コンビが復活することになった。しかし、栄光の再現は容易ではなく、2010年、2011年シーズンとも未勝利が続いた。 2012年はF1 W03がシーズン序盤で速さを発揮。中国GPにてニコ・ロズベルグがワークス復活後初めての勝利をポール・トゥ・ウィンで達成(ロズベルグにとってもF1初勝利)。シューマッハも当初はリタイアが相次ぐもヨーロッパGPで復帰後初の表彰台となる3位を獲得する(これが復帰後の最高位となる)。しかし以後のチームの成績は下降線を描き、最終的にコンストラクターズランキング4位の座を161ポイント差でロータスに明け渡すこととなる。また日本GPでシューマッハが同年限りでの二度目の引退を発表。2013年シーズンの後任は日本GP開催前にマクラーレンからの移籍が発表されたルイス・ハミルトンに決定している。 2013年11月に、同年末でのメルセデスチームからの離脱を発表。当面は長期休暇を取り、2014年夏を目処にその後の活動について検討するとしている。2014年9月にはインタビューで「フルタイムの仕事に戻るつもりはない」と語り、F1への復帰を改めて否定した。
※この「メルセデスGP時代」の解説は、「ロス・ブラウン」の解説の一部です。
「メルセデスGP時代」を含む「ロス・ブラウン」の記事については、「ロス・ブラウン」の概要を参照ください。
- メルセデスGP時代のページへのリンク