メキシコ征服記の執筆
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「ベルナル・ディアス・デル・カスティリョ」の記事における「メキシコ征服記の執筆」の解説
スペインによるアメリカ大陸の植民地化 征服の歴史教皇子午線 アラスカ カリフォルニア フロリダ グアテマラ メキシコ ヌエバ・エスパーニャ ペルー ユカタン コンキスタドールバスコ・ヌーニェス・デ・バルボア フランシスコ・バスケス・デ・コロナド エルナン・コルテス フアン・ポンセ・デ・レオン パンフィロ・デ・ナルバエス フランシスコ・ピサロ ディエゴ・デ・アルマグロ エルナンド・デ・ソト セバスティアン・デ・ベラルカサル ペドロ・デ・バルディビア フアン・デ・オニャーテ ディエゴ・ベラスケス・デ・クエリャル クリストファー・コロンブス 表 話 編 歴 メキシコ征服を始めとする数々の功績により、ディアスはサンティアゴ・デ・ロス・カバレロ(現在のグアテマラのアンティグア)のレヒドール(参事)に任命された。その後、メキシコ征服から50年にわたる自伝を書き始め、1568年までに『メキシコ征服記』としてまとめ上げた。メキシコ征服記以前にも、メキシコ征服に関する伝記としてコルテスの従軍神父フランシスコ・ロペス・デ・ゴマラによって記述された『インディアス全史 (Historia general de las Indias)』があった。しかし、その記述の大半はコルテス1人の賞賛に終始しており、コルテスの部下や軍全体の功績についてはほとんど触れられていなかった。メキシコ征服記の原題『Historia verdadera de la conquista de la Nueva España(直訳:ヌエバ・エスパーニャ征服の真実の歴史)』には、自分や戦友の戦功を残すべきであると思っていたディアスの意図が込められている。 ディアスはメキシコ征服記の出版を見ることなく1584年に没した。メキシコ征服記の原稿は1632年にマドリード図書館で発見され、最終的に出版された。メキシコ征服記はディアス自身が参加した119回もの戦闘について、ディアスや軍隊の仲間が目撃したことや経験したことをありのままに、しばしば兵卒の観点から伝えている。今日、その首尾一貫した記述はアステカの崩壊およびスペインによるメキシコの征服に関する最も重要な一次資料の1つとなっている。
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