メイン・ストリームへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 15:06 UTC 版)
「フランスにおける日本の漫画」の記事における「メイン・ストリームへ」の解説
2002年以降は新刊におけるアジア由来の漫画のシェアは(2002年377冊、2003年521冊、2004年には754冊、このうち614は日本漫画)、相対的にも(2002年25%、2003年30%、2004年36%、2005年42%、2006年44%、2007年約42%)増加している。これはバンド・デシネのシリーズが年に一冊程度なのに対して、日本漫画は数冊のペースで出るためでもある。日本漫画はアジア漫画の中で最もよく売れている(2005年には外国漫画の発行部数上位20位は日本漫画に占められた)。出版社が予め作品の人気を日本市場で確認できるということに加え、西欧の漫画作品よりも安い価格、着実な刊行ペースが固定読者の獲得を促した。出版社はこぞって日本漫画に特化したシリーズを創設しており、フランスのテイストに配慮しつつ manga の普及を図っている。2003年に最も売れた15タイトルの発行部数は2万5千部から6万部(『遊☆戯☆王』および2004年の『NARUTO -ナルト-』) 程度である。[要出典]2007年には『NARUTO -ナルト-』が22万部刷られ『DEATH NOTE』 (Death Note) は13万7千部に達した一方、中堅シリーズも好調を維持している。収益では、Pika、Kana、Glénat 各社が市場の80%を占めている。2003年には谷口ジローの『遥かな町へ』 (Quartier lointain) がアングレーム国際漫画祭で日本漫画初となる脚本賞を受賞した。
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