メインスタジアムの現状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 06:41 UTC 版)
「1976年モントリオールオリンピック」の記事における「メインスタジアムの現状」の解説
メインスタジアムは当初は開閉式屋根がかぶさるドーム方式になる予定であったが、前述の予算不足とそれに伴う工期の遅れからドーム方式での完成は断念され、結局屋根がくり抜かれた形でスタートせざるを得なくなった。 メインスタジアムはこの大会では陸上競技に使用されたが、その後メジャーリーグでカナダから参加しているモントリオール・エクスポズのフランチャイズ球場として使用するための改修が施された。かつてのトラック跡の一部に外野スタンドを取り付け、またフィールドにも野球用の人工芝を敷いた。一時期は陸上トラックがむき出しになっていたこともあった。また、1988年には開閉式の屋根を架設した。しかし、エクスポズが2004年をもって本拠地をワシントンD.C.に移転(チーム名もワシントン・ナショナルズに改名)したことで、現在は“空き家”状態になっている。 ただし、イベントが完全に行われなかったわけではなく、カナディアンフットボール(アメリカンフットボールのカナダ版)のモントリオール・アルエッツ、並びにアメリカ合衆国のメジャーリーグサッカー・モントリオール・インパクトが、準本拠地として、特に集客が見込める年間数試合に限り使用しているほか、2007 FIFA U-20ワールドカップ(世界ユースサッカー選手権)の会場にも指定されていた。その後は2015 FIFA女子ワールドカップと、そのリハーサルとなる2014 FIFA U-20女子ワールドカップの会場にも指定されている。
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