マルクト広場周辺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 02:18 UTC 版)
ローラント像は街の中心に建つブレーメンの象徴である。ローラント像のオリジナルの頭部はフォッケ博物館(ブレーメン州立芸術文化史博物館)に収蔵されている。第二次世界大戦中に爆撃による破壊を恐れてコピーと取り替えられていた。ローラント像は公正をあらわす剣と皇帝の鷹が描かれた盾を持っており、その視線は聖ペトリ大聖堂に向けられている。ローラント像と市庁舎は「ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像」としてユネスコ世界遺産に登録されている。市庁舎の西壁に、やはりこの街を象徴する『ブレーメンの音楽隊』の像がある。ここはドイツ・メルヘン街道の終点である。その隣が聖母教会である。 マルクト広場の向かい側には商人の館であるシュッティングがある。広場の東側はブレーメンの議事堂、西側は18世紀から19世紀の館が並んでいる。シュッティングとブレーメン綿取引所の間に1922年から1931年に造られた総合芸術であるベトヒャー通りがある。この通りはコーヒーで財を成したロゼリウスが、ゴシック様式とアール・ヌーヴォーを取り入れた通りを造ろうと、地元の芸術家に造らせた通りである。この通りはヴェーザー川沿いのマルティン教会に通じている。 『ブレーメンの音楽隊』の像 ブレーメン綿取引所 ベトヒャー通りの入り口
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