マルウェアの例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 00:12 UTC 版)
「クリプトジャッキング」の記事における「マルウェアの例」の解説
Stratum 2018年2月に電気自動車テスラのAWSによるクラウドに仕組まれ、クラウドのリソースがマイニングに悪用された。 Smominru 暗号化ボットネットSmominru約50万台が感染。攻撃者は推定360万ドルを得たとされている。 Graboid 2019年10月にPalo Alto Networksが発見し名付けたクリプトジャッキングワーム。ネット上に公開されている2,000以上のDockerコンテナに認証なしで拡散し、Moneroの採掘を行っていた。 MinerGate クラウド用のマルウェア。ユーザーがローカルデスクトップで活動している時に実行を停止し、検出される可能性が低くなるように設計されている。クラウド上の仮想インスタンスを無断で利用されると、膨大なマイニングが行われ数百万円の利用料の請求された例もある。 XMRig 2021年2月頃には合法マイニングツールXMRigが無断でクラウドシステム上に設置される攻撃が確認された。実行時には同時にXHideと呼ばれるプロセス隠蔽ツールも使用されていた。 Android端末用マルウェア 2018年に犯罪グループによって約80万台のAndroid端末にMoneroをマイニングするマルウェアがインストールされた。スマートフォンは排熱がし難いためPCより熱を持ちやすく、通信リソースも消費してしまうためPCよりも深刻な被害を受ける。 IoT IoTデバイスは常時電源がオンになっておりネット接続されていることが多いためマルウェアの標的になりやすい。 GitHub ソフトウェア開発のプラットフォームGitHubのリポジトリにコードが仕組まれていた。
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