マルウェア型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 00:12 UTC 版)
「クリプトジャッキング」の記事における「マルウェア型」の解説
マルウェアやトロイの木馬としてコンピューターに感染して、ユーザーの知らないうちに暗号通貨をマイニングさせるマルウェア。このマルウェアを「コインマイナー」と呼ぶこともある。 パソコンやスマートフォン、クラウドなどに潜伏し、マシンのリソースを使用しマイニングする新たなインターネットの脅威で、2017年頃に暗号通貨が高騰することで被害が急拡大している。ノートンのレポートによると1年で85倍もの爆発的な増加があったと報告されている。 他の悪意のある攻撃と同様に、クリプトジャッキングの動機は利益の追求となっている。マイニングには、高性能で高額なGPUや電気代などが大きな負担となる。これらをすべて他人のリソースによって行わせ、利益のみ得ようとする行為である。クリプトジャッキングを受けると、CPUやGPUが計算リソースの過負荷によるパフォーマンスの低下や、熱暴走によるクラッシュ、部品の劣化や最悪の場合は破損に繋がる可能性もある。 またマルウェア型の場合、キーロガーやクリップボードスニッファーが仕込まれている可能性もあり、ユーザーの秘密鍵(暗号通貨アカウントへアクセスするパスワードのようなもの)を盗まれると暗号資産そのものを盗まれる事もある。
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