マクベス (交響詩)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/12 17:30 UTC 版)
音楽・音声外部リンク | |
---|---|
全曲を試聴する | |
![]() |
音詩『マクベス』(Macbeth)作品23は、リヒャルト・シュトラウスが作曲した最初の交響詩。シュトラウスの他の交響詩に比べて演奏や録音は少ない。
作曲の経緯
シェイクスピアの『マクベス』を題材として、1886年から1889年にかけて作曲された。作曲者自身が作曲面において「完全に新しい道」を切り拓いたと自負した作品だったが[1]、初演で好評を得られず、完成から2年後の1891年、2作目の交響詩『ドン・ファン』で成功を収めた後に改訂された〔そのため作品番号が『ドン・ファン』より後になっている〕。
初演
楽器編成
3管編成(下表)
木管 | 金管 | 打 | 弦 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Fl. | 3(3番はPicc.持替) | Hr. | 4 (F管) | Timp. | ● | Vn.1 | ● |
Ob. | 2, E.Hr. 1 | Trp. | 3 (F管), B.Tp. 1 (D管) | 他 | Cymb., Tom., B.Dr., S.Dr. | Vn.2 | ● |
Cl. | 2 (B管), B.Cl. 1 (B管) | Trb. | 3 | Va. | ● | ||
Fg. | 2, C.Fg. 1 | Tub. | 1 | Vc. | ● | ||
他 | 他 | Cb. | ● |
曲の構成
外形はニ短調、ソナタ形式で作曲されている[2]。アレグロ・ウン・ポコ・マエストーソ。演奏時間は約20分。
シュトラウスの他のどの作品よりも徹底して改訂されており、もっぱら展開部と再現部に集中的に手が加えられた。これらの改訂は、当時の作曲者が、伝えたい内容と音楽形式との均衡をとるのにどれほど悪戦苦闘を重ねたかを示している。
『ニューグローブ音楽大事典』の項目執筆者ブライア・ギリアムは、本作品について次のようにまとめている。
註記
参考文献
- ed. Stanley Sadie, The New Grove Dictionary of Music and Musicians, Second Edition (London: Macmillian, 2001) ISBN 0-333-60800-3
- Bryan Gilliam, "Strauss, Richard (Georg)"
- MacDonald, Hugh, "Symphonic poem"
外部リンク
「マクベス (交響詩)」の例文・使い方・用例・文例
- マクベス夫人
- その俳優はマクベスの役を大変うまく演じた
- 私たちは来月までに次の2作品,『ハムレット』と『マクベス』を読まなければならない
- 「マクベス」はシェークスピアの有名な悲劇の1つです
- 私は「マクベス」を翻訳で読んだ
- 彼はマクベスの役を非常にうまく演じる。
- マクベスは敵を襲撃するために軍隊を召集した。
- シェイクスピアのマクベスは悲劇である。
- 彼がマクベスに扮(ふん)すると番組に出ていた.
- 彼はマクベスの役を好演した.
- 劇[場面, マクベス]を演ずる.
- 彼女は(マクベス夫人という)いくぶん不適な役に当てられた.
- 我々は学生会館で「マクベス」を上演した.
- 「マクベス」を上演する予定である.
- 「マクベス」はシェイクスピア作の有名な悲劇である.
- 彼はマクベスの代役のけいこをした.
- 彼女は『マクベス』を開き, バンクオの亡霊に悩まされたマクベスが 3 人の魔女に相談するくだりを読んだ.
- マクベス夫人を演じたがっていますが、その役には、彼女は若過ぎる
- マクベス (交響詩)のページへのリンク