ポーターが勝利を報告; グラントが総攻撃を命令
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「第三次ピーターズバーグの戦い」の記事における「ポーターが勝利を報告; グラントが総攻撃を命令」の解説
ファイブフォークスの戦いが終わったとき、グラントの副官かつ戦闘の監視者だったホレス・ポーター大佐が、午後7時半頃にグラントの作戦本部に戻り始めた。ポーターは興奮してグラントに勝利を報告し、5,000名以上の捕虜を取ったと告げた。ファイブフォークスでの勝利は北軍にとってサウスサイド鉄道への道が開けたことだった。午後8時ごろにグラントが勝利を知るやいなや、ミード少将に、南軍がピーターズバーグから脱出するのを防ぎ、シェリダンの軍を集結させるために、ハンフリーズとパーク各少将に南軍前線に対する圧力を掛ける準備をさせるよう命じた。グラントは本部にいた士官達に前線全体に沿った総攻撃を命じたと告げていた。 ミードはグラントに、午前4時の前線全体への攻撃をグラントが命じていたのでその確認を求めた。グラントは、その夜にハンフリーズとパーク両人が圧力を掛ける機会を感じ取るべきであること、南軍がその陣地を離れるならば、ハンフリーズが散兵を送って攻撃を掛けさせるべきことを伝えた。南軍がその前線を守るならば、ハンフリーズがマイルスの師団にホワイトオーク道路を下らせてシェリダンの支援に向かわせるとも言った。ハンフリーズ軍団のマイルスとガーショム・モット准将(名誉少将)の師団が直ぐに攻撃を始めたが、南軍の大砲が砲撃を始めたので、南軍の哨戒兵を駆逐する以上のことはできなかった。マイルス師団が真夜中の直前にシェリダンのもとに送られたが、モットとウィリアム・ヘイズ准将の師団は、南軍前線の探りを続けた。 グラントはホレイショ・ライト少将、ジョン・パーク少将、エドワード・オード少将(実際の指揮はジョン・ギボン)に南軍前線への砲撃開始を指示していた。これら師団長やオードはグラントに、その夜は敵の防衛線が良く見えないので攻撃できないと報告していた。
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