ポスト紙の指導者
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「キャサリン・グラハム」の記事における「ポスト紙の指導者」の解説
フィル・グラハムが自殺した後、キャサリン・グラハムが会社とポスト紙の運営を引き継いだ。1963年9月からは社長を務め、ポスト紙の事実上の発行者となった。1969年から1979年までは正式な発行者となり、1973年から1991年までは会長を務めた。1972年にはポスト社のCEOに就任し、フォーチュン500で初の女性CEOとなった。それまでに、出版社でこのような高い地位に就いた女性はおらず、グラハムには手本となる人物がいなかった。また、多くの男性社員からは軽く見られることが多かった。グラハムは、自分の知識に対する自信のなさと不信感を回顧録に記している。グラハムがポスト紙を経営していた時期に女性運動が起こったことで、グラハムの態度に変化が生じ、社内の男女平等を推進するようになった。 グラハムは、ベン・ブラッドリーを編集長として雇い、ウォーレン・バフェットに財務面でのアドバイスを求めた。バフェットは同社の大株主となり、同社の黒幕のような存在となった。グラハムの息子のドナルドは、1979年から2000年まで発行者を務めた。
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