ポイント・クルーズ (護衛空母)とは? わかりやすく解説

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ポイント・クルーズ (護衛空母)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/14 12:45 UTC 版)

1953年7月23日撮影
艦歴
発注:
起工: 1944年12月4日
進水: 1945年5月18日
就役: 1945年10月16日
1951年7月26日
1965年8月23日
退役: 1947年6月30日
1956年8月31日
11969年10月16日
除籍: 1970年9月15日
その後: 1971年にスクラップ
性能諸元
排水量: 11,373トン(基準)
全長: 169.9m
全幅: 32.05m
吃水: 8.5m
機関: 4基筒蒸気タービン×2基
スクリュープロペラ×2軸
最大速: 19ノット
航続距離:
乗員: 士官、兵員1,066名
兵装: 38口径5インチ単装砲 2基
40mm4連装機銃 3基
40mm連装機銃 12基
20mm機銃 20基
搭載機: 戦闘機×18機
艦上攻撃機×12機

ポイント・クルーズ (USS Point Cruz, CVE-119) は、アメリカ海軍護衛空母コメンスメント・ベイ級航空母艦の15番艦。

艦歴

当初はトロセデロ・ベイ (Trocadero Bay) の艦名であったが、1944年6月5日にポイント・クルーズに改名された。1944年12月4日にワシントン州タコマトッド造船所で起工し、1945年5月18日にアール・R・デロング夫人によって進水し、1945年10月16日にD・T・デイ艦長の指揮下就役した。

海軍への引き渡し及び整調後に、ポイント・クルーズは1945年10月から1946年3月まで西海岸沖でパイロットの訓練を行う。その後西太平洋の前線基地に航空機を輸送する。1947年3月3日にピュージェット・サウンド海軍工廠入りし不活性化され、1947年6月30日に退役、ワシントン州ブレマートンの太平洋予備役艦隊入りする。

朝鮮戦争が始まるとポイント・クルーズは1951年7月26日にホレース・バターフィールド艦長の指揮下再就役し、対潜水艦戦用の広範囲なオーバーホール及び沿岸での作戦活動の後、アメリカ合衆国本土を1953年1月4日に離れる。

長崎県佐世保を拠点として、ポイント・クルーズは1953年春に韓国沿岸の哨戒を行う。休戦協定が成立すると、艦載ヘリコプター部隊はオペレーション・プラットフォームに参加、捕虜交換監督のためのインド軍部隊を板門店に空輸した。

1953年12月後半にポイント・クルーズはサンディエゴに帰港し、訓練及びオーバーホールの後1954年の春にジョン・T・ヘイワード艦長の指揮下再び西太平洋に展開する。1954年5月にフレデリック・J・ブラッシュ艦長が着任し、ポイント・クルーズは極東地域でジェームズ・S・ラッセル少将指揮下の第17空母部隊の指揮艦の任を果たした。

艦は1954年11月にサンディエゴへ帰港し、1955年8月24日に再び展開した。太平洋第7艦隊の一部として、ポイント・クルーズは第15空母部隊の旗艦となった。1956年1月31日に横須賀を出航しカリフォルニア州ロングビーチに到着、2月前半にピュージェット・サウンド海軍工廠で不活性化が行われ、1956年8月31日に退役、ワシントン州ブレマートンの太平洋予備役艦隊入りする。予備役艦艇として保管中の1957年5月17日に AKV-19(貨物航空機運搬艦)に艦種変更される。

ポイント・クルーズは1965年8月23日に再就役し、海上輸送司令部 (Military Sea Transportation Service, MSTS) へ転籍、USNS Point Cruz (T-AKV-19) へ船体番号が変更された。ポイント・クルーズは航空機輸送艦として東南アジアで後方支援を担当した。

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