バドエン・ストレイト (護衛空母)とは? わかりやすく解説

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バドエン・ストレイト (護衛空母)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/16 02:10 UTC 版)

1952年1月13日撮影
艦歴
発注:
起工: 1944年8月18日
進水: 1945年2月15日
就役: 1945年11月14日1947年1月6日
退役: 1946年4月20日1957年5月17日
その後: 1972年に解体
除籍:
性能諸元
排水量: 11,373トン(基準)
全長: 169.9m
全幅: 32.05m
吃水: 8.5m
機関: 4基筒蒸気タービン×2基
スクリュープロペラ×2軸
最大速: 19ノット
航続距離:
乗員: 士官、兵員1,066名
兵装: 38口径5インチ単装砲 2基
40mm4連装機銃 3基
40mm連装機銃 12基
20mm機銃 20基
搭載機: 戦闘機×18機
艦上攻撃機×12機

バドエン・ストレイト (USS Badoeng Strait, CVE-116) は、アメリカ海軍護衛空母コメンスメント・ベイ級航空母艦の12番艦。艦名はインドネシアバリ島とプニダ島との間のバドゥン海峡 (Badung Strait) に因んで命名された。

艦歴

艦名は当初サン・アルベルト・ベイ (San Alberto Bay) であったが、1943年11月6日にバドエン・ストレイトに改名された。ワシントン州タコマトッド造船所で建造され、1945年2月15日にT・H・ビンフォード夫人によって進水し、1945年11月14日にトーマス・A・ターナー・ジュニア艦長の指揮下就役、太平洋艦隊に配属される。

バドエン・ストレイトは1946年3月までサンディエゴを拠点に活動し、ハワイへの巡航を行った後、1946年4月20日に予備役となる。しかし1947年1月6日に再就役した。

1947年2月から1950年6月までバドエン・ストレイトは太平洋で活動し、新型の対潜水艦戦機材のテストや兵員の訓練、数多くの対潜作戦練習に参加し、第15空母部隊、第17空母部隊の旗艦を務めた。

1950年7月から1953年2月までバドエン・ストレイトは三度の朝鮮半島水域への展開(1950年7月29日-1951年1月23日、1951年10月2日-1952年2月14日、1952年10月6日-1953年2月11日)を行う。この間に対潜水艦作戦、海上封鎖任務に従事した。バドエン・ストレイトの艦載機部隊は釜山橋頭堡の戦い(1950年8月6日-9月12日)、仁川上陸作戦(1950年9月15日)、興南撤退(1950年12月9日 - 12月24日)で重要な地上支援を行った。

その後、1953年4月から9月にかけてバドエン・ストレイトは近代化改装が行われた。新型航空機及びヘリコプターによる対潜水艦作戦の実験、研究が継続され、様々な太平洋艦隊での訓練演習および海兵隊攻撃ヘリコプターとの広範囲な演習に参加した。さらにバドエン・ストレイトは別の極東展開も行い、1956年2月から7月にかけて太平洋性能試験水域で行われたオペレーション・レッドウィングに参加した。

1957年1月14日にバドエン・ストレイトは不活性化のためにワシントン州ブレマートンへ出航する。1957年5月17日に退役し予備役艦艇となる。

1972年、カリフォルニア州リッチモンドカイザー造船所にて解体。

バドエン・ストレイトは朝鮮戦争の戦功での6つの従軍星章及び海軍殊勲部隊章を受章した。

登場作品

解体される直前の1972年に、姉妹艦とともに映画ダーティハリー2の撮影に用いられた。

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