ホスピタリティ・フラッグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/12 06:25 UTC 版)
「ミシシッピ州の旗」の記事における「ホスピタリティ・フラッグ」の解説
2014年に元アメリカ上院議員ジョン・C・ステニスの孫娘である地元のアーティスト、ローリン・ステニスが、代替となる州旗のデザインを考案した。彼女の提案は元々は"Declare Mississippi"(ミシシッピ宣言)と呼ばれていた旗で、彼女の名前を取って「ステニス・フラッグ」と呼ばれるようになった。ローリン・ステニスが旗に込めたメッセージは、「自分たちの過去を否定したり美化したりすることなく、自分たちの歴史と希望をより良く捉えられるイメージを作ること」であり、それを"HISTORY + HOPE + HOSPITALITY"(歴史+希望+ホスピタリティ)という言葉で表した。2020年6月、ステニスは、自分の姓が旗の名前として使われていることによる潜在的な害を理由に、州旗を変更する運動から距離を置いた。その後、彼女のデザインは「ホスピタリティ・フラッグ」に改称された。 この旗は白地の中央に大きな青色の星が配されており、これはボニー・ブルー・フラッグの色を反転させたものである。その星が、ミシシッピが連邦に加盟した時の州を表す19個の小さな星で囲まれており、これはまた、この地域の先住民が作った人工物からインスピレーションを得た「統一と連続性」を象徴している。中央の白い部分は「信仰と可能性」を表している。両側には垂直の赤いバーが並んでおり、これは「民間人や軍人を問わず、全ての人の自由と正義を追求するために名誉ある命を捧げたミシシッピの人々によって流された血」を表している。ステニスはインタビューで、赤いバーは「ミシシッピに住む人の旗の問題に関する『情熱的な違い』を表している」と述べている。 この旗が提案されて以来、ステニスの旗を正式な州旗にするための多数の法案が立法府に提出されてきたが、今のところどれも可決されていない。2019年4月17日、当時のミシシッピ州知事フィル・ブライアント(英語版)は新たな特別ナンバープレートを承認する法案に署名した。新しい特別ナンバープレートの1つに、ステニスの旗と"HISTORY + HOPE + HOSPITALITY"というフレーズが書かれたものがある。これは、ステニスの旗のデザインが公式な立場で使用されることについて、州が初めて行った裁可だった。
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